どうも、大学を一年休学してヨーロッパを3ヶ月周遊した翔平です。
LCC運行のおかげもあり、長期休暇になって海外旅行に行く大学生が年々増えてきましたね。
しかし、どの国に行けばいいのか、一体お金はどれだけ集めればいいのか悩む人も多いはず。
そこで今回は、計15カ国21都市を旅した僕から、男ひとり旅で回るモデルルートを紹介します。あくまでモデルコースなので、どこか気になる国がひとつでも見つかればと思います。
各国の物価や治安、かかった費用や自分が行なっていた節約術も合わせて紹介していくので、せっかくのヨーロッパ旅行の満足度を上げていきましょう!
実際に巡った国とかかった費用
実際に旅した国は以下の写真の通りです。
期間としては、2019年5/28~8/21なので、大体3ヶ月ほどです。
どの都市にも5日間ほど滞在したことになります。そして、トータルでかかった費用としては約60万円です。内訳はこんな感じ。
・飛行機代 約8万円(アシアナ航空)
・宿代 約20万円(一泊約2,500円)
・食費 約12万円(一日約1,500円)
・移動代 約8万円(Flixbus)
・お土産代 約6万円
・下準備代 約6万円(バックパック等)
飛行機は出発の1ヶ月前に予約したのでこの値段ですが、もっと前に取るかつバカンスの時期を外せば、ヨーロッパまで往復5万でいけます。
もっと高いと思ってましたが、そこまでハードルは高くないです。というのも、この飛行機は韓国でほぼ1日のトランジットがあるからです。
長くて辛いと考える人も多いですが、僕はカジノにも行けるし韓国の観光もできるし一石二鳥だと思いました。
韓国の仁川空港でトランジットがある際は、パラダイスカジノがオススメです。
日本語のスタッフも多く、ルールがいまいちわからなくても丁寧に教えてくれます。
男ひとり旅におすすめモデルルート
それでは実際に自分が通ったルートで、各国を以下の基準で紹介していきます。
・物価
・治安の良さ
・観光地の多さ
・ノリの良さ
あくまで主観なので、ひとつの目安にしてみてください!それでは早速みていきましょう!
イタリア
物価の安さ★★★
治安の良さ★★
観光地の多さ★★★★★
オススメ度合い★★★★★
まず初めはイタリア。世界遺産の数が世界一というだけあって、観光する場所に一切困りません。
また、日本よりも物価が少し安く、何よりイタリアンが美味しすぎて日本に帰ったらサイ◯リアに行けないレベル。
ピザにパスタに赤ワインにクラフトビール。食に関してはヨーロッパの中でも日本人が好むテイストだと思います。
ただ、町の雰囲気がヨーロッパの中でも群を抜いて悪いです。
特にローマのテルミナ駅周辺は、壁に落書きし放題で、暗くなってくると一気に怖い街に様変わり。スリも多いので、夜間は特に気をつける必要があります。
夕方は活気があって治安も問題ない
ですが、美しい街並みや食べ歩き、芸術に触れたりと、ヨーロッパで一度は訪れるべきだと思います。
ローマ→フィレンツェ→ボローニャ→ベネチアと移動したのですが、確実にフィレンツェは行ってください。治安も良くて観光地も多く、ローマと比べて落ち着いた印象です。
中でも、ZAZAというレストランで、格安で高級トリュフを味わえます。多くは言わないので、フィレンツェに行ったらZAZA。
ZAZAに行って本場のイタリアンを味わってみてください。
スロベニア
街の中心地
物価の安さ★★★
治安の良さ★★★★★
観光地の多さ★★★
オススメ度合い★★★★
お次はスロベニアの首都リュブリャナ。街自体がコンパクトで日本と同じくらい治安が良く、空気も澄んでいます。
町の中心でルームメイトと0時くらいまで仲良く飲んだ後、二人でのんびり歩いて帰ったのですが、危険を感じたことは一切ありませんでした。
日本人のたった1%しか行かない国として知られるスロベニアですが、ご飯もビールも美味しいし、都市と自然がうまく調和している素敵な国でした。
有名なドラゴンブリッジ
通貨がユーロなので物価はそこまで安くありませんが、本当にオススメです!
クロアチア
物価の安さ★★★★
治安の良さ★★★★
観光地の多さ★★★
オススメ度合い★★★
お次はクロアチアの首都ザグレブ。通貨はクーナとなり、非EUなので物価はさらに下がります。
治安はいいのですが、特に週末にかけては町の至る所でEDMが爆音で流されていて、少し騒がしいです。
週末の街中の様子
なんてことがよくありました。
街中の移動に関しては、トラムという公共交通機関がとても発達しているので、かなり楽で運賃も激安です。
飲んで踊って弾けたい!という人にはオススメの国になってます。
ハンガリー
夜景がイチオシ
物価の安さ★★★★★
治安の良さ★★★★★
観光地の多さ★★★★
オススメ度合い★★★★★
お次はハンガリーの首都ブダペスト。通貨はフォリントとなり、物価は今回紹介する15カ国の中で一番安かったです。
一個10円のパンとか普通に売ってたり、一泊500円で朝食つきのホステルもあります。
一個10円のパン
治安も良く、親日なので日本人と伝えた時の印象も他の国より良く、高台からの景色も素晴らしい。
世界三大珍味のフォアグラを日本の半額で食べることができるし、日本人の移民も多いので、困った時に安心です。
ちなみに、世界一綺麗なマクドナルドもあるので、ぜひブダペストは訪れて欲しいです。
これが世界一綺麗なマック
スロバキア
物価の安さ★★★
治安の良さ★★★
観光地の多さ★★
オススメ度合い★★
お次は、スロバキアの首都ブラチスラバ。通貨はユーロに戻るので、ほぼ日本と同じ物価です。
街全体として暗い印象で、大きなAmazonのビルがあるにも関わらず、社員を見かけることはほぼありませんでした。
人の気配のないAmazon
駅前も大きなビルを建てていましたが、街に活気はなく、少し物寂しい印象を受けました。
また、泊まっていたホステルでベットバグに遭い、両腕がやられたので、それもあってオススメ度合いは低くなっています。
夕暮れのお城は驚くほど綺麗でしたが、それ以外はこれといって観光スポットがなかったように思えます。
ご飯も日本にはない味つけやの場合が多く、好き嫌いが分かれますね。
スロバキアの郷土料理
オーストリア
物価の安さ★★
治安の良さ★★★★★
観光地の多さ★★★★
オススメ度合い★★★★★
お次は、オーストリアの首都ウィーン。通貨はユーロですが、イタリアなどと比べて物価が高いように感じました。
治安は日本と同じくらい良く、地下鉄などの公共交通機関も発達しているので、町の移動には困りません。
週末は地下鉄が24時間動いているので、何時まで飲んでもちゃんと宿に帰れるのが助かりますね。
ザッハトルテなどのスイーツや、クラフトビールといったグルメが豊富で、さらには有名な観光地もたくさんあります。
街のいたるところにこんな雰囲気のバーがある
観光客が少し多くて混雑した印象ですが、町も空気も綺麗で個人的にはとてもオススメの国です。
ウィーンでオススメのクラフトビールを飲みたい人はこの記事をチェック。
チェコ
プラハ城
物価の安さ★★★★
治安の良さ★★★★
観光地の多さ★★★★
オススメ度合い★★★★★
お次は、チェコの首都プラハ。通貨にコロナを使っており、物価は日本よりもはるかに安いです。
夜になると人影が少なくなるので、帰り道は少し怖いですが、基本的に治安はいいです。
観光名所も多く、なおかつビールの本場なのでいたるところにバーがあります。
どこも安くて、日本よりも味わいのある濃いビールを楽しむことができるので、個人的にオススメしたい国です。
Beer Museumがおすすめ
ただし、石畳みの道が多く、サンダルなどで歩くと足へのダメージが半端ないので、そこは気をつけましょう。
石畳と坂が多い
プラハでオススメのクラフトビールを飲みたい人はこの記事をチェック。
ポーランド
ワルシャワの歴史地区は必見
物価の安さ★★★★★
治安の良さ★★★★★
観光地の多さ★★★★
オススメ度合い★★★★★
お次は、ポーランドの第2の首都クラクフと首都のワルシャワ。通貨はズウォティであり、ハンガリーと同じくらい物価が安いです。
治安はびっくりするくらい良い。深夜2時にぶらぶら出歩いても全く危ないことがありませんでした。まるで日本。
ヨーロッパには珍しいZabkaというコンビニがあり、朝7時から夜11時まで空いているのもありがたいです。
旧ソビエトの支配下にあったことから、建物の様式が独特で、観光ポイントもたくさんあるのでオススメ。
ただし、ポーランドは他の国よりも夜のお店の客引きが多いので、そこは注意しましょう。
ほいほいついて行ったら、僕のように簡単に1万円ぼったくられます。それもまた話のネタになるのでいいですが、身の危険を感じることもあるので要注意です。
ポーランドで有名なクラフトビールを飲みたい人はこの記事をチェック。
ドイツ
ベルリンの博物館島
物価の安さ★★★
治安の良さ★★★★★
観光地の多さ★★★★★
オススメ度合い★★★★★
お次は、ドイツの首都ベルリン。EU圏の中では比較的物価が安い方で、ベルリンの壁をはじめとする観光スポットがたくさんあります。
公共交通機関が発達しているので移動は楽ですが、電車の初乗りが300円近くするので、貧乏旅行には少し厳しいかも。
ハンガリー同様、多くの日本人が移住しているので、万が一の時に助けてくれるのはありがたいですね。
日本人が経営している美容室なんかもあるので、ヨーロッパ特有のバリカンで髪を切られて失敗することを防げます。
オランダ
物価の安さ★★
治安の良さ★★★★
観光地の多さ★★★★★
オススメ度合い★★★★
お次は、オランダの首都アムステルダム。物価は日本よりも高い印象で、安いホステルでも3000円ほどします。
大麻が合法なオランダでは、観光地に行けば甘ったるい匂いがして雰囲気が少し悪いですが、治安はそこまで悪くないです。
酔っ払いが少し騒がしいだけで、スリや強盗なども少ないですね。
というのも、そういった場所だからこそ、警察が監視の目を光らせているからです。観光客としてはありがたいですね。
オランダは電子国家として有名で、電車の切符も基本的にICチップの埋め込まれたカードだったりと、近代的な風を感じることができます。
町中に花が咲いていたり小川のせせらぎなど、とてもリラックスのできるオススメの国です。
アムステルダムで有名なクラフトビールを飲みたい人はこの記事をチェック。
ベルギー
観光名所グランプラス
物価の安さ★★
治安の良さ★★
観光地の多さ★★★
オススメ度合い★★
お次は、ベルギーの首都ブリュッセル。物価は日本並みかそれ以上の印象で、街の治安は良くないです。
移民が多く、細い路地なんか行くとホームレスの方がたくさんいます。
半径1km圏内に観光名所が密集しているので、半日あれば主要な観光スポットを回れるので、少し物足りない印象を受けました。
夜道は本当に人も減って危ない雰囲気なので、中心地から距離のあるホステルに泊まるなら、22:00以降の外出は控えましょう。
ルクセンブルク
物価の安さ★★
治安の良さ★★★★★
観光地の多さ★★
オススメ度合い★★★★
お次はルクセンブルク。物価は相変わらず高く、ホステルも一泊5000円はします。
GDPが世界一高いので生活水準が高い分、治安は日本よりも良かったです。
目立った観光スポットはあまりありませんが、城壁のある街並みや眼下に広がる広大な景色は他の国では味わえないものがあります。
地元のビールを絶景スポットで
空気も澄んでいて、のどかな時間を過ごしたい人にはぴったりの国です。
フランス
物価の安さ★★
治安の良さ★★
観光地の多さ★★★★★
オススメ度合い★★★★★
お次は、フランスの首都パリ。物価は高く、ホステルも一泊3000円はします。
移民が多いので治安も悪く、僕が泊まった日本人ホステルで知り合った3人は地下鉄でスリにあったそうです。
街中や地下鉄など汚いことが多くて悪臭がする時もあります。ただ、やはり花の都と呼ばれるくらい、観光スポットの数はピカイチです。
それに、パンやスイーツなどは世界の最先端を味わえるので、死ぬまでに一度は行って欲しいオススメの国です。
スイス
物価の安さ★
治安の良さ★★★★★
観光地の多さ★★★
オススメ度合い★★★★
お次はスイス。スイスフランという通貨を使用しており、物価はおそらく世界一高いです。
ホステルも一泊5000円ほどで、333mlのビールが700円くらいします。ただ、びっくりするくらい治安がいい。
あまりにホステルが高いのでベルンで野宿をしたのですが、全く危険な目には逢いませんでした。
物価の高さと治安は比例するので、ひとり旅で安全面が不安な人はスイスがオススメです。
また、アルプルの麓だけあって水の綺麗さが日本とは比べ物になりません。この水の色を見に行くだけでも価値があります。
首都ベルンの川
リヒテンシュタイン
物価の安さ★
治安の良さ★★★★★
観光地の多さ★★
オススメ度合い★★★★
お次は、リヒテンシュタインの首都ファデューツ。使用する通貨もスイスと同じで、治安に関しても日本以上です。
8/15は建国記念日であり、ファデゥーツ城の庭が開放され、クラフトビールと軽食を無料で楽しむことができます。
夜には花火が上がり、国全体がお祭り騒ぎになるので、この日めがけて訪れることをオススメします。
無料でもらえるビールとパン
スイスからの行き方も含めてまとめたので、この記事を参考にしてみてください。
ヨーロッパ旅行を安く抑えるコツ
トータルで60万以上かかった今回の旅行ですが、以下の3つのコツを抑えることで計5万円は節約できました。
お金はないが時間はある、そんな大学生はぜひ参考にしてみてください。
①海外旅行保険をクレジットカードで代用
②航空券を比較サイトでチェックする
③何か一芸を磨く
それではひとつずつ見ていきます。
海外旅行保険をクレジットカードで代用
まずオススメしたいのがこれ。万が一の時に備えて保険には入りたいが、長期になる程高額になるので悩みますよね。
ちなみに僕の場合、約3ヶ月で見積もりをお願いしたところ、5万円前後が相場でした。
そんな時に役立ったのがクレジットカードについている保険です。
相性の良いクレカを複数枚持ち歩くことで、海外旅行保険に加入した時と近い補償を受けることができます。
しかも、追加でお金を支払うこともないので、お金がない人にはぴったりです。
オススメは何と言ってもエポスカード。持っていくべき理由としては、
①最高ランクの海外旅行保険
②年会費が一切かからない
③海外でのキャッシングも安心
④緊急時に日本語でサポートしてくれる
⑤どこでも使えるVISAの安心感
僕が海外であった日本人大学生は例外なく持っていて、僕もエポスには何度もお世話になりました。作らないと確実に損です。
詳しくはこの記事でまとめたので、参考にしてみてください。
航空券を比較サイトでチェックする
意外と大事なのが航空券。ヨーロッパは夏にバカンスがあって航空券代が高くなりますが、うまく時期を外せば往復5万円ほどでいけてしまいます。
また、いつ行くか既に決めている人も、会社ごとに値段のばらつきが大きいので、きちんと比較サイトを利用して購入しましょう。
それだけで数万円は変わってきます。また、ヨーロッパは秋の時期がオフシーズンであり、記事を書いている2019年10/16日の1ヶ月後の飛行機でも往復5万円で行けます。
バカンスの時期は平気で10万円を超えてくるので、時期を外すのも節約のコツです。
何か一芸を磨く
これは奥の手ですが、何か一芸を磨いて披露すれば奢ってもらう機会が増えます。
僕はカードマジックを移動中に練習をして、ルームメイトに
と自己紹介をしてよくマジックを見せてました。
もちろん相手を楽しませる対価として奢ってもらうわけなので、その一芸の練習は手を抜いてはいけません。
僕はど素人だったので、バスで移動する8時間ずっとトランプで練習してた日もありました。芸は身を助けるとはよく言ったものです。
マジックにしろダンスにしろ楽器にしろ、言語を超えるコミュニケーションツールを磨くことをオススメします。
節約術に関してさらに詳しく知りたい人はこちらの記事がオススメです。効率よくお金を稼ぐ方法も併せて紹介しています。
まとめ
いかがでしたか?個人的にオススメの国を3つあげるとしたら、
①ハンガリー
②ポーランド
③フランス
です。3ヶ月の旅行でトータル60万円はひとつの目安となるので、自分の旅行費用の概算に使ってもらえたらと思います。
この旅行で持っていった荷物・不要だった荷物などをまとめた記事も参考にしてみてください。辛口レビューしてます。
また、身の危険を感じた国をまとめた記事はこちら。