この記事はそんな悩みにお答えします。
親と子が二人三脚で乗り越える受験生活。目標まで遠すぎて途中で諦めようとすることや、本番が近づいてきてピリピリした雰囲気になることも多々あると思います。
そんな時に保護者はどうやって子供と接するべきなのか。接し方を一歩間違えれば関係が悪化したり受験どころではなくなってしまいます。
そこで今回は、実際に僕が親にしてもらって嬉しかったことを実体験を元に書いていきます。ネットでは保護者側の実体験が多かったので、実際に子供がどうやって思っているのか参考になる部分が少しでもあれば幸いです。
第一志望合格に保護者の力は必須
まず大前提の話をすると、第一志望合格に保護者の力は必須です。というのも、親が炊事・洗濯・その他身の回りのことを率先して行うことで、受験生は勉強に集中できるからです。
僕の友達は高校時代から地元が遠いという理由で一人暮らしをしていました。自分でご飯を作って(ほぼインスタントでしたが)掃除をして、時にはバイトをしてお金を工面していました。
そうなると勉強時間が減ってしまいますし、その限られた時間も肉体的・精神的に疲れてしまって勉強効率が悪かったそうです。
もちろん、そういった身の回りのことができた方が今後のためになるという意見もあると思いますが、受験の目標はあくまで第一志望に合格することです。生活力を高めるためではありません。
なので、受験生が100%勉強に集中できるように、保護者のサポートが必要不可欠なのです。
親にしてもらって嬉しかったこと5選
では実際に、僕が親にしてもらって嬉しかったことを5つ紹介します。
あくまで僕個人の話なので一般性には欠けますが、ほとんどの受験生が共感してくれるのではないかなと思います。
①学習環境を整えてくれたこと
②自主性を重んじてくれたこと
③生活リズムが整うようにサポートしてくれたこと
④適度に外出に連れて行ってくれたこと
⑤好きなご飯を作ってくれたこと
それではひとつずつ見ていきます。
学習環境を整えてくれたこと
学習環境は成績を大きく左右します。なぜなら、成績=勉強の質×量で決まり、学習環境によって勉強の質がかなり変わるからです。
学習環境というと、小さい頃から塾に入れることをイメージするかもしれませんが、僕が言いたいのは家庭での勉強環境です。
例えば、自分用の勉強スペースを作ってくれたり、背もたれのある椅子を買ってくれたり。そうやって自分がストレスなく集中して勉強できる環境は勉強をするきっかけにもなったので非常に良かったです。
他にも、これは我が家独自かもしれませんが、よくボードゲームを買ってくれました。わりと自論ですが、頭を使うボードゲームのおかげで論理的思考力が身につき、数学がどんどん得意になっていきました。
対人スキルや先を見通す力なんかもボードゲームから学べたと思っているので、そのチャンスを与えてくれて本当に幸運だったと今振り返って思います。
その時のことを記事にまとめたので、参考にしてみてください。
自主性を重んじてくれたこと
やはり干渉しすぎずに自主性を重んじてくれたことは嬉しかったです。多くの受験生は子供と大人の間の年齢に位置するので、過保護に接すると
とつい腹を立ててしまいやすいです。だからといって放置するのではなく、困ったことがあったらいつでも相談に乗ってもらえる安心感を与えましょう。すると子供は、
と前向きに勉強に向かうようになります。感謝の気持ちを口にするのが恥ずかしい年頃なので対応が難しいかもしれませんが、子供は日々尽くしてくれているのを感じ取っています。
なので、自主性を重んじて全力で応援してあげましょう!
生活リズムが整うようサポートしてくれたこと
大学受験では生活リズムを整えることが大切です。というのも、本番で最高のパフォーマンスを発揮するためにも、体内時計を本番に向けて調整する必要があるからです。
特に浪人生活では高校のような強制力もないので生活リズムが乱れやすいです。
僕の母は毎朝決まった時間になると叩き起こしてくれるので、生活リズムが乱れることはほぼありませんでした。おかげで本番もいつも通りのテンションで受験に挑むことができたので感謝しています。
たとえ今自己管理能力が低くても、大学で一人暮らしをした瞬間に嫌でも生活力は上がります。今は第一志望に合格することが最大目標なので、だらしないなとは思いつつも生活リズムを整えてあげてください。
適度に外出に連れて行ってくれたこと
これも何気に嬉しかったです。休日になると気分転換に買い物に行ったり、GWには家族で車で遠出をしたり。勉強時間が限られているとはいえ、何よりも勉強効率が一番大切です(最低限の量も必要ですが)。
なので、定期的に勉強以外の刺激を受けることで気分転換になって、勉強を継続的に取り組むことができます。勉強しかしていないと急にスランプが来て勉強が手につかなくなります。
大事なのはペースが遅くてもいいから勉強をやめないことです。そのためにも、適度に外に連れて行ってあげるといいと思います。
好きなご飯を作ってくれたこと
当時食べ盛りだった僕にとって何よりも嬉しかったことがこれです。適度に外出すべきと言いましたが、そうはいっても受験生活の大半が勉強で占められます。
その分、毎日の夜ご飯が自分の中では一番のリラックスタイムでした。そんなときに自分の大好物のメニューが出てきたらもちろん嬉しいですし、今日頑張ればオムライスが食べられる!と思うと勉強のやる気も出てきます。
もちろん、そうやって運動もせずに美味しいものばかり食べると昔の僕のように体型も変化してしまいますが、それも大学に入れば様々な要因(モテたいとか)で減っていきます。
今は勉強に集中できるよう、子供の好きなご飯を作ってあげると絶対に喜びますよ!
まとめ
いかがでしたか?
第一志望合格には保護者の力は必須です。当時の僕がしてもらって嬉しかったことはこの5つです。
①学習環境を整えてくれたこと
②自主性を重んじてくれたこと
③生活リズムが整うようにサポートしてくれたこと
④適度に外出に連れて行ってくれたこと
⑤好きなご飯を作ってくれたこと
また、受験当日にしてもらって嬉しかったことは、やはり美味しいご飯を作って送り出してくれたことです。
入試で使う便利な時計を用意してくれたのも、本番のパフォーマンスを大きく高めてくれて合格できた大きな要因です。
結局受験するのは子供自身で、保護者にできることは限られていると感じるかもしれませんが、そんなことは一切ありません。
受験は親子二人三脚で乗り越えるものなので、今回紹介したことを参考にしてみてください。受験がうまくいくことを祈っています!