この記事はそんな悩みを解決します。
試験中に避けられないケアレスミス。1点を競う大学受験では、1つのケアレスミスが命取りです。
東大にあと2点足りなかった、一橋大学にあと1点足りなかった友人がいるのですが、二次の数学でケアレスミスがなければ・・・とずっと後悔していました。
つまらぬミスに思えるケアレスミスで人生は大きく変わります。
そこで今回は、試験中のケアレスミスを極限まで減らす効果的な方法を5つ紹介します。現役時代の僕もケアレスミスが多く、
とケアレスミスを軽視した結果、本番でも同じように簡単なミスをして不合格となってしまいました。
浪人してからは気持ちを改め、今回紹介するポイントを押さえた結果、取れるところでしっかりと点数が取れて上位10%で北海道大学に合格することができました。
なので、受験生の皆さんもケアレスミスをなくす方法を参考にしてみてください。
・試験中のケアレスミスが多い人
・ケアレスミスのせいで判定が上がらない人
・第一志望合格を絶対に掴み取りたい人
ケアレスミスが起こる原因
そもそもなぜケアレスミスは起きるのでしょうか?
その原因を知らないと対策できないので、読み飛ばさないでしっかり確認してください。原因はこの3つ。
①日頃からミスを軽視している
②正解しているという思い込みが強い
③時間に追われて余裕がない
それではひとつずつ見ていきます。
日頃からミスを軽視している
普段の勉強や模試で生じたケアレスミスを軽視して復習していないと、本番でも同じミスをします。というのも、意識的に改善しないと人は同じミスを繰り返すからです。
練習の時にできなかったのに本番だけケアレスミスが0個になるなんてありえません。ありえないのですが、多くの受験生は楽をしたいのでケアレスミスがなぜ起きたのか分析するのをやめて、本番の自分頼みになるわけです。
もちろん、受験生の中には本番だけケアレスミスをしない人もいます。ただそれは本当にごくわずかな確率であり、確率として1%もいないでしょう。
なので、日頃からケアレスミスをしたときは重く受け止めて、二度と同じミスをしないためにどうすればいいのかを分析しましょう。
正解しているという思い込みが強い
問題を解いている時に、自分の解答は合っていると思い込みが強いとケアレスミスが多くなります。なぜなら、どうせ正解しているから見直しをしなくてもいいと考えるからです。
例えば、模試で問題で解法が分かってあとは計算をするだけのとき。自分は計算を間違えないという謎の自信、解法まで分かったからほぼ正解だろうという謎の安心感によって計算ミスが生じてしまいます。
ケアレスミスはその一瞬の心のスキで生まれます。なので、正解しているという謎の思い込みは捨てましょう。
時間に追われて余裕がない
試験時間に追われて余裕がない時にケアレスミスは多くなります。なぜなら、余裕がない=計算が雑になるからです。
時間に余裕があるときは、今の計算間違っていないかな?と検算することも可能ですが、焦っているときは一回しか計算するチャンスがありませんし、もちろん見直しをしている時間もありません。
なので、試験時間に追われているときほどケアレスミスに注意する必要があります。
ケアレスミスをなくす方法
では具体的に、ケアレスミスをなくす方法を5つ紹介します。問題文をよく読む!なんてことは当たり前なので割愛しました。
①計算するときはネガティブに
②見直しする問題を選別する
③見直しはライバルの答案を見る気持ちで
④文字の見間違いを防ぐ
⑤出来ない問題<解いた問題の見直し
それではひとつずつ見ていきます。
計算をするときはネガティブに
試験中に計算するときはネガティブ思考で、常にミスをしていないか?という気持ちを持ちましょう。なぜなら、自分がミスをすると自覚するからこそ慎重に計算ができて、ケアレスミスを減らすことができるからです。
そうやってミスを回避する可能性が高まります。試験を受ける前まではポジティブにでもいいのですが、特に計算問題を解くときはネガティブな気持ちで取り組みましょう。
見直しする問題を選別する
ケアレスミスを防ぐ2つ目の方法は、見直しする問題を選ぶことです。
テスト中に、最初から最後まで全部の問題を均等に見直すのは時間もかかるし効率もかなり悪いです。なので、問題を解いた後に
①解けた!と自信があるものは○
②おそらく解けたと感じるものは△
③答えは出たが自信がないものは×
こうやって1問ずつ印をつけましょう。
そして、実際に見直しをするタイミングでは、○と△に時間をかけて見直ししていきましょう。×の印がついた問題は時間をかけて考えても正答する可能性が低いからです。
限られた時間の中で見直しをするためにも、どの問題を見直しすべきかを解きながら選びましょう。
見直しはライバルの答案を見る気持ちで
解答の見直しをするときは、ライバルの解答だと思って入念に取り組みましょう。なぜなら、自分が解いた問題は正しいと思い込んでしまうからです。
高得点を取りたいという気持ちが潜在的にあるので、自分の答案は正しいと勘違いしやすいわけです。逆に、ライバルの答案なら間違いがないか入念に調べるはずです。
なので、テストを解いて見直しをするときは、ライバルの答案をチェックする気持ちで取り組みましょう。
文字の見間違いを防ぐ
ケアレスミスを誘発する原因として、文字の見間違いがあげられます。1と7という数字の見間違いや、X(エックス)と×(かける)という数式の見間違いなどがあります。
これをしてしまうとその後の計算が全て間違いとなるのでかなりもったいないです。
センター試験でも文字の見間違いに注意することは大切ですが、記述式の二次試験ではもっと大事です。計算過程も含めて採点されるので、そもそも読みやすい文字で読みやすい答案作成力を鍛える必要があります。
自分が普段どんな文字の見間違いをしているのかをリストアップして事前に知っておきましょう。
出来ない問題<解いた問題の見直し
試験時間が残り5分を切った時に、多くの受験生は出来ていない問題を解こうとしますが、あれは完全にミスです。なぜなら、出来ない問題を解くよりも、解いた問題を見直すほうが全体で見ると点数が上がるからです。
仮にセンター試験の最後の5分で解ける問題は多くて2.3問で、全部正解できるならいいのですが基本的によくて1問正解です。
逆に、5分もあれば10問は確実に見直しができて、あくまで経験則ですが2.3問くらいは間違いを防ぐことができます。
なので、トータルで見たときに見直しをしたほうがコスパがいいので、ケアレスミスを防ぐためにも解いた問題の見直しを徹底しましょう。
よくあるケアレスミスを知っておく
上で説明した5つの方法も大切なのですが、もっと大事なのは自分がよくやるケアレスミスを知っておくことです。
自分で間違いやすいパターンを知っておくことで、本番も同じミスをしていないか注意深くチェックできるからです。
僕の場合は-12を+2と見間違いやすかったので、本番でも-1が出てきたら絶対にミスをしないように気をつけていました。
他にも、英作文での時制の一致や単数複数の違い、スペルミスなどが代表的なケアレスミスなので、自分がどんな間違いをしやすいのかを一度確認してみてください。
ケアレスミスを減らすまとめ
いかがでしたか?ケアレスミスが起きる原因としては、
①日頃からミスを軽視している
②正解しているという思い込みが強い
③時間に追われて余裕がない
そして、そのミスを極限まで減らす方法は5つあり、
①計算するときはネガティブに
②見直しする問題を選別する
③見直しはライバルの答案を見る気持ちで
④文字の見間違いを防ぐ
⑤出来ない問題<解いた問題の見直し
こうやって本番でのケアレスミスをなくして、第一志望合格を確実なものとしてください!
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