この記事はそんな悩みにお答えします。
近づいてくる大学入学共通テスト。5、6つある選択肢から正しいものを選ぶときに、2つまで絞り込んだけど、どっちを選べば良いのかわからなくて時間をかけてしまう。
そういうときに限って二択で悩んだ問題を外しまくって点数が取れない。そんな悩みはありませんか?
わりと事実なのですが、大学入学共通テストで失敗する受験生は2択からの絞り込みが下手です。絞り込むときに時間をかけすぎて他の問題を解く時間も少なくなってしまいます。
そこで今回は、大学入学共通テストで2択まで絞り込んだときに90%の確率で正解できる方法を紹介します。僕も実際に使っていたのですが、そのおかげで2択まで絞り込んだ問題をほぼ正解することができ、本番で自己最高の810点を取ることができました。
旧センター開示
なので、ぜひこの記事を最後まで読んで、二択まで絞った問題を正解できる力を身につけて欲しいと思います!
・大学入学共通テストで2択まで絞って間違える人
・試験で時間が足りないと感じる人
・大学入学共通テスト当日に過去最高得点を取りたい人
大学入学共通テストで2択まで絞った時の対処法
大学入学共通テストで選択肢を2つまで絞ったときに、90%の確率で正解する方法。それは自分の直感を頼るというものです。
直感を使うなんて馬鹿げていると感じるかもしれませんが、ちゃんと研究で明らかにされています。
イスラエルの大学は以下に示す実験を行い、人間の直感は90%の確率で当たるという結果を導きました。
〜イスラエルの大学実験〜
PCの画面に右と左で異なる数字を連続して映し出し、それの平均値が高い方を選ぶように被験者に伝える。ちなみに、数字が映し出されて次の数字に変わるまでの時間は極めて短く、計算して平均値を求めるのは人間の脳では不可能。
つまり、勘に頼るしかない。
このような条件で何回も実験を行った結果、90%の確率で正解したそうです。これは勘や直感の正答率が極めて高いということを裏付けるひとつの実験となっています。
もうひとつ面白い実験があります。
ファーストチェス実験と呼ばれるもので、プロのチェスプレイヤーにある試合の盤面を見せて、次の手を5秒で考えてもらいます。
次に、30分かけて次の手を考えてもらいます。
最初に5秒で考えた手と、30分かけて考えた手。もちろん30分かけて考えた手の方がより最善で素晴らしい手だと思いますよね。
でも、その86%が全く同じ手だったんです。つまり、5秒という短い時間で直感を頼って考えた手と、30分という長い時間をかけて考えた手はほとんど同じということです。
大学入学共通テストも全く同じで、選択肢を2つまで絞った後に、長い時間かけて決めた選択肢と直感を使って決めた選択肢は約90%の確率で同じなわけです。
なので、悩んだときに長時間考えるのは時間の無駄です。直感を信じて選択肢を選んで、すぐに次の問題に取りかかりましょう。
自分の直感が90%も当たる理由
なぜ根拠もない勘や直感が当たる確率がここまで高いのか。
それは、直感が今まで人生で身につけてきた経験の積み重ねの結果、脳が判断したものだからです。
先ほどのチェスの例で考えてみます。
プロのチェスプレイヤーは小さい頃から何万試合もチェスをやってきて、最善の手は何なのかを常に考えてきた豊富な経験があります。
そうした経験は脳や身体に染み付いて、論理的には証明できないが、最善の手が何なのかある程度の雰囲気で判断できるようになります。
その場の雰囲気にあった手を瞬間的に脳が導き出す、それが直感の正体です。
受験生も全く同じで、大学入学共通テスト前に頭がおかしくなるくらい演習を積むじゃないですか。その経験があるからこそ大学入学共通テストを解いているときに、言葉にできない雰囲気を感じ取って
という直感が働くわけです。世の中全てのことが言語化できると思ったら大間違い。直感は今までの自分の経験をフルに活用したものなので、困ったら自分の直感を信じることが大切ですよ。
自分の経験がない分野での勘や直感は危険で、当たっていてもそれはマグレと呼びます。マグレだと正答率は(1/選択肢の数)になるので、気をつけましょう
高得点を取る直感力を鍛えるためには
選択肢を2つに絞ったときに頼りになる直感力。その力を鍛えることができれば、大学入学共通テストでも解答を吟味する時間も省けるし点数も伸びるし一石二鳥です。
なので、直感力を鍛える3つの方法を紹介します。
①場数を踏む
②右脳を鍛える
③直感力に関する本を読む
それではひとつずつ見ていきます。
場数を踏む
直感は今まで経験してきたことの集大成だと言いました。なので、直感力を伸ばしたい人はひたすら場数を踏みましょう。
僕は過去問を15年分解きました。それだけ解くと、
と直感で解き進めることができるようになりました。そのおかげで本番は目標としていた9割を超えることができ、二時試験に向けて良いスタートを切ることができました。
過去の問題から経験値を積んで、ある程度あたりをつけて問題を解く。それができれば大幅な時間短縮につながりますよ。
右脳を鍛える
人間の脳は右脳と左脳に分かれており、右脳は「デザインやひらめき」を、左脳は「論理や言語」の役割を持っています。
つまり、直感力を鍛えるためには右脳を鍛えることが近道です。
論理や言語はコンピューターやロボットに置き換えることができますが、直感から生まれるアイデアや創造性は未だ置き換えはできません。
なので、これからの時代を生き抜くためにも右脳を鍛える必要があります。そんな右脳を鍛える方法はこの2つ。
①左半身を使う
②即断即決する
それではひとつずつ見ていきます。
右脳を鍛える方法① 左半身を使う
右脳がコントロールしている左半身を使うようにすると、右脳を鍛えることができます。ほとんどの日本人は右利きなので、あえて左半身を使うようにしましょう。
オススメは左手でご飯を食べること。そうすると右脳も鍛えられるし、ご飯もゆっくり食べることができるので、食べ過ぎを防ぐことができてダイエットにも効果的です。
右脳を鍛える方法② 即断即決をする
朝何時に起きるのか、どの服を着るのか、どの道を通って学校に向かうのか、塾の宿題をするのか、など1日のうちに数えきれないほどの選択を繰り返しています。
そのひとつひとつで時間をかけて選ぶのではなく、即決するように心がけましょう。
そうすることで自分の直感を信じることができるようになり、大学入学共通テストでも力を発揮できますよ。
直感に関する本を読む
直感についてもっと深く知るほど、あなたの直感力は上がっていきます。今回は僕が読んだ中から、勘や直感を深く・正しく理解できるオススメの本を2冊紹介します。
「第1感「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい」
たくさんのデータを集め、多くの時間をかけた決断よりも、最初の瞬間的判断の方が正しいという説を、いろいろな例を用いて説明してくれる本。
本を読むのが苦手!という人でも読みやすい内容になっています。
「直感力」羽生善治
生涯獲得タイトル数歴代1位となった将棋界のトッププレイヤーの羽生さんが、実際に試合で使っている直感についてわかりやすく説明しています。
踏んだ場数が数えきれないほど多く、説得力に満ちた一冊です。
2択まで絞り込んでからの選び方まとめ
大学入学共通テストで2択まで絞り込んだときは、自分の直感を信じて5秒で選択肢を選びましょう。初めに直感でマークした選択肢を途中で変えると正答率がむしろ下がってしまいます。
変えなきゃよかった・・・と絶対に後悔するので、自分の直感を信じて選択肢を決めましょう。直感力を鍛えるための方法としては、
①場数を踏む
②右脳を鍛える
③直感力に関する本を読む
これらに取り組んで、本番で2択で悩んだ問題の正答率をあげて欲しいと思います。
また、大学入学共通テスト当日に緊張しないメンタルの整え方をこの記事で紹介しています。