この記事はそんな疑問を解決します。
いよいよ近づいてきた大学入学共通テスト。大学入学共通テスト対策を始めた受験生も多いのではないでしょうか。
しかし、大学入学共通テスト対策をする際に注意点を押さえておかないと勉強した割に成績が上がらない、そんなもったいない時間を送る羽目になります。
時間がないと焦る受験生ほど、効率のいい過去問対策をする必要があります。
そこで今回は、
大学入学共通テスト試験対策をする時の7つの注意点
大学入学共通テスト本番で差がつく3つのポイント
をまとめて解説していきます。
今回紹介するポイントをしっかり押さえて過去問演習をした結果、僕は本番で過去最高得点である810点を取れたのでかなり再現性は高いです。
大学入学共通テスト(旧センター)の開示
ぜひ最後まで読んでみてください。
・過去問をどう使えばいいのか知りたい人
・大学入学共通テスト本番で差がつくポイントを知りたい人
・効率のいい大学入学共通テスト対策を知りたい人
大学入学共通テスト対策に挑む時の注意点
それでは、大学入学共通テスト対策に挑む時の注意点を7つ解説していきます。
①なぜそれが正解かの根拠を探す
②とにかくスピードを意識
③ケアレスミスを軽視しない
④できるだけ早く過去問に取り組む
⑤迷った時は直感を信じる
⑥マークシート記載の練習をする
⑦時間管理を徹底する
それではひとつずつ見ていきます。
なぜそれが正解かの根拠を探す
過去問演習をする時に大事にしてほしい1つ目のポイントは、「解答の根拠があるかどうか」です。
というのも、本番でまぐれで正解する分には構いませんが、演習の時点でまぐれで正解しても意味がなくかえって自分の実力を見誤ってしまうからです。
特に自信はないけどまぐれで正解した問題は、正解ではなく不正解と認識してください。人は間違ったものに対して危機感を抱きます。
まぐれで正解した問題をさも自分の実力で解いたと勘違いをして、復習を後回しにしやすいです。
なぜその選択肢を選んだのかという根拠を見つけ、まぐれで正解した場合は復習を徹底する。これを常に意識してください。
とにかくスピードを意識
演習をする時の注意点として、スピードを意識することがあげられます。というのも、大学入学共通テストは制限時間がシビアで、多くの人が時間不足で点数が伸び悩んでいるからです。
数学も英語も時間制限がなければ高得点が取れますよね。それくらい点数は時間に左右されるわけです。
もちろん、スピードを意識すればケアレスミスも増えていきますが、点数を伸ばすためにはこのスピード感が必要不可欠です。
数学の計算の行を減らしたり、国語と英語で構造化を意識して時短を目指したり、できることから始めましょう。
ちなみに科目ごとに意識すべきポイントは、こちらの記事で解説しています。参考にしてみてください。
【810/900が教える】過去問の理想的な使い方【科目別戦略も紹介】
ケアレスミスを軽視しない
センター試験に挑む時の注意点として、ケアレスミスを軽視しないことが挙げられます。というのも、わからなかった問題もケアレスミスも同じ失点に変わりないからです。
公式を暗記できていなくて取れなかった3点も、ケアレスミスで間違って3点も同じですよね。
さらに悪いことに、受験生はケアレスミスでの失点を軽く扱います。「過去問を解いて70点だったけど、ケアレスミスがなければ80点は取れる」ななんて風に考えたことありませんか?
練習でケアレスミスをしたのに、センター当日だけうまくいくなんてあり得ません。こんな考えでは絶対に痛い目にあいます。
受験の合否を分けるのはケアレスミスと言っても過言ではないので、日頃の練習の時から気しないように心がけましょう。
できるだけ早く過去問に取り組む
センターの過去問はできるだけ早く取り組んで下さい。というのも、早いうちから傾向と対策を考える必要があるからです。
英語は二次試験の力さえあればセンター試験も乗り越えられる可能性が高いのですが、理系科目はセンター特有の形式があり慣れるまで点数が安定しません。
もちろん早く解き過ぎても、基礎力がないと時間の無駄になってしまうので要注意です。
一つの目安として、夏休み明けに一度解いてみましょう。夏休みに勉強した成果を確認するチャンスです。
そして、その結果をみて、今後の勉強のスケジュールを立てましょう。早いうちから敵を知っておけば、その分対策する時間も長くなりますよ。
迷った時は直感を信じる
センター試験で二択で迷うことはありませんか?そういったときは直感を信じましょう。
というのも、人間が直感で選んだ選択肢と悩んで決めた選択肢はほとんどの確率で同じだからです。これは研究で明らかにされていて、その実験が非常に面白いんです。
ファーストチェス実験と呼ばれるもので、プロのチェスプレーヤーにある試合の場面を見せて、次の手を5秒で考えてもらいます。その後今度は30分かけて次の手を考えてもらいます。
最初に5秒で考えた手よりも、次の30分で考えた手の方がより考えられて素晴らしいと思いますよね。不思議なことにその86%が全く同じ手だったんです。
つまり深く考えて選ぶよりも、直感を信じて選ぶ方が時間を短縮できるわけです。もちろん、全てを直感で選ぶのはダメですよ。あくまで最終手段です。
詳しくはこちらの記事で書いてるので参考にしてみてください。
【大学入学共通テスト成功したい】人は直感を使え!勘が当たる科学的根拠とは
マークシート記載の練習をする
センター演習で大切なのがこれ。マークシートに書き込む練習をしてください。というのも、マークシートに書き込んで初めて点数にな流ことに加え、そもそも塗りつぶすのに時間がかかるからです。
試験時間60分の場合、マークシートに塗りつぶすだけで約5分かかってしまいます。それなのに多くの受験生は、過去問演習の時に60分全部を使って解いてしまいます。
本番で60分問題を解いてマークシートを塗りつぶさないと0点です。
そんなことする人はいないと思いますが、マークシートを塗りつぶす練習をしておかないと、本番で焦って変なミスをしてしまいます。
なので、演習の際は必ずマークシートも利用するようにしてください。
時間管理を徹底する
センター試験は時間との戦いです。演習の時点で時間を甘く見てる人は間違いなく失敗します。演習の時は1分延長してもいいかもしれませんが、本番その1分が人生を大きく左右します。
どうしても練習だとまだ現実味がないかもしれませんが、きちんと時間を測って管理を徹底してください。
もちろん、実力がないうちは納得いくまで時間をかけて、十分な時間があれば解き切ることができるのかをチェックする必要があります。
慣れてきたら、英語だったら70分試験を解いて10分間見直す。それくらいの時間配分を意識していきましょう。
大学入学共通テスト当日の注意点
過去問演習の際の注意点を伝えましたが、ここではセンター試験当日の押さえておくべきポイントを三つ紹介します。
①時間の許す限り根拠を探す
②3分で見直せ
③2日目に引きずらない
それではひとつずつ見ていきます。
時間の許す限り根拠を探す
センター当日も時間の許す限り回答の根拠を探していきましょう。というのも、次の科目を受ける時の自信につながるからです。
もし解答の根拠が薄いまま次の科目を受けた場合。前の科目が不安になって、その科目に集中できないことがあります。
もちろん根拠を探しすぎて時間がなくなるのは本末転倒なので、そのバランス感覚を練習で養いましょう。
3分で見直せ
3分間余ったら必ず見直しに使いましょう。というのも、見直しで伸びる点数の方が新しく問題を解いて取れる点数よりも高いからです。
人は基本的には間違う生き物です。だからこそ、極度の緊張状態の中解いた問題にミスが生まれます。それを最後の3分間で見直して確認するわけです。
もちろん新しい問題を解きたい気持ちはわかりますが、トータルで点数が高くなる方が合格率は上がりますよね。
自分の欲求を抑えて合格率が高くなる戦略を取りましょう。
2日目に引きずらない
これは絶対に意識してほしいポイントなのですが、初日の結果を2日目に引きずってはいけません。
多くの受験生が初日に丸つけをするのですが、これはやめましょう。というのも点数が良くても悪くても次の日に悪影響があるからです。
もし点数が悪かった場合。その日の気分は最悪でメンタルがやられて2日目どころではありあません。仮に点数が良かった場合。余裕が生まれますが、それが命取りになる可能性があります。
先ほど同様、自分の欲求を抑えて合格率が高くなる戦略を取りましょう。
大学入学共通テストのポイントまとめ
いかがでしたか?大学入学共通テストの過去問対策に挑む時の7つのポイントとして、
①なぜそれが正解かの根拠を探す
②とにかくスピードを意識
③ケアレスミスを軽視しない
④できるだけ早く過去問に取り組む
⑤迷った時は直感を信じる
⑥マークシート記載の練習をする
⑦時間管理を徹底する
があげられます。そして、大学入学共通テスト本番に注意することとしては、
①時間の許す限り根拠を探す
②3分で見直せ
③2日目に引きずらない
が考えられます。これらを意識して第一関門を軽々と突破してほしいと思います。
本番に緊張で頭が真っ白になったときの対処法はこちら。
【試験中に緊張で頭が真っ白】になった時の対処法【合否が分かれます】
また、受験勉強に疲れてやる気がでない人は、こちらの記事を参考にしてみてください。