この記事はそんな悩みにお答えします。
文系の受験生が苦手とする数学。大学入学共通テストでも二次でも利用するケースが多く、逃げたくても逃げられません。
しかし、文系の受験生の大半はあなたと同じように数学を苦手としているので、実は文系数学さえ得点源にできれば周りと大きく差をつけることができます。
質の低い参考書に多くの時間をかけても成績は上がらないので、今回は、文系受験生向けにレベル別の文系数学のオススメ参考書を紹介します。
全部で7冊紹介するので、お気に入りの参考書を見つけて今すぐ差をつけちゃいましょう!
※数学がどうしてもできない!という人は以下の記事がオススメ。当サイト一番人気の記事で「読んでよかった!」という声を多数いただきます👇
文系数学オススメ参考書:初級者向け
ここで紹介するのは、学校の授業があまり理解できず数学の知識がほとんどない人が取り組むべき参考書です。
本当に数学が苦手で、模試やテストで30点にも満たない人はまず初めにこれらの参考書に取り組みましょう。
というのも、いきなり難しい参考書を解いても効率が悪いからです。野球経験がないのにいきなり公式戦に出るくらい無謀なので、やめてくださいね。
最低限の土台を完成させたい人は、これから紹介する参考書を使いましょう。
①白チャート
②高校これで分かる数学シリーズ
それでは詳しく見ていきます。
参考書①:白チャート
チャートシリーズは、解説がとても丁寧で基礎的な問題に数多くふれることができます。
数学が苦手な人は問題を解いて正解できた経験が少ないので、この参考書を使って、
と感じることが大事です。
ただ、チャートシリーズは参考書自体が分厚く、収録されている問題数もかなり多いので、いきなり全部を解こうとするとやる気をなくしてしまう可能性もあります。
実際買ってはみたものの、想像以上の分厚さにやられて手をつけないパターンが多発するのがチャート式のよくない点です。
なので、まずは自分の苦手な分野のページを切り取って見た目をスッキリさせた上で、手をつけるようにするといいでしょう。
・圧倒的な問題数
・分野別の詳しい解説
・分厚すぎてやる気がなくなりやすい
・重いので持ち運びに不便
参考書②:高校これでわかる数学シリーズ
この参考書は白チャートよりも問題数が少なく、教科書レベルの問題をさらに詳しく解説してくれるので、授業になかなかついていけない人にはオススメです。
数学が苦手な人がつまずきやすい内容を、フルカラーの図やイラストで視覚的にも理解しやすくなっている点がいちばんの魅力です。
数式だけ書かれているとなんだか難しく感じちゃいますよね。
そういった抵抗もなく勉強することができるので、数学嫌いの人には特にオススメしたい1冊になっています。
・フルカラーで視覚的に見やすい
・初心者にとことん分かりやすいように作られている
・発展的な問題は少ない
文系数学オススメ参考書:中級者向け
ここで紹介するのは、学校の授業はある程度理解できるが、テストや模試になるとどの公式をどう応用すればいいのかわからない人向けの参考書を紹介します。
偏差値45~60の人が対象で、このレベルの参考書をきちんと理解すれば大学入学共通テストやMARCHの数学には対応できます。
そんな中級者にオススメしたいのがこの3冊
①一対一対応の演習
②青チャート
③合格る計算
それではひとつずつ詳しく見ていきます。
参考書③:一対一対応の演習
この参考書は問題数が少ないですが、載っている問題全ての質がとても高いです。
基礎的な解法を組み合わせて少し難易度の高い問題を解くように設定されているので、入試で必要とされる力を伸ばすことができます。
数学Ⅰ・A・Ⅱ・Bと合計4冊に分かれていて、参考書自体もとても薄いので取り組む際のハードルもチャートと比べて圧倒的に低いのもポイント。
僕も使っていたのですが、良問ばかりなので何度も繰り返して解法や解答の流れを徹底的に頭の中に叩き込みましょう。
・参考書が薄く、取り組みやすい
・問題の質が高い
・全てのパターンは網羅できない
参考書④:青チャート
これはおそらく誰もが知っていると思います。
問題数も多く、青チャートを徹底的に取り組むのなら他の参考書不要だと言われています。
というのも、青チャートに載っている問題を解けば、その分野の出題パターンをほぼ網羅できるからです。
ただし、これだけ分厚い参考書だと飽きてしまうと思うので、自分の苦手な単元だけ青チャートを使って固めるという方法がオススメです。
チャート式は問題が被っていることがあるので、黄色チャートをすでに使っている人は一対一対応の演習を使うことをオススメします。
・圧倒的な問題数
・分野別の詳しい解説
・分厚すぎてやる気がなくなりやすい
・重いので持ち運びに不便
参考書⑤:合格る計算
そんな人にオススメなのがこの「合格る計算」シリーズです。
というのも、入試で必要な計算力を重点的に鍛えることができるからです。
と思うかもしれませんが、少し違います。
この参考書は、どのように解けば計算スピードを速くすることができるのかを解説してくれる参考書です。
言い換えれば、計算の早い人たちの頭の中をわかりやすく解説してくれるんですね。
計算スピードが上がると時間が余るようになり、その浮いた時間で他の問題をじっくりと考られてケアレスミスも激減します。
なので、ある程度解法は理解しているが計算力に不安がある、そんな人にはオススメの一冊です。
・計算問題に集中的に取り組める
・計算スピードや計算ミスの改善に取り組める
・ある程度解法を理解していないと効果がない
文系数学オススメ参考書:上級者向け
ここで紹介するのは、東大や京大といった最難関大学を受験する人にオススメの参考書です。
これらの大学は暗記数学はほぼ通用せず、しっかりと自分の頭で知識を組み合わせて応用する力が必要です。
そんな応用力をつけるために最適な参考書を厳選しました。
①文系数学の良問プラチカ
②新スタンダード演習
それでは一つずつ見ていきます。
参考書⑥:文系数学の良問プラチカ
プラチカは河合塾から出版されている人気の高い参考書であり、難関大志望者からは根強い人気があります。
というのも、難関大学で頻出の整数や幾何などの良問がぎっしり詰まっているからです。
もちろん難易度は高めなので、最後の仕上げとして過去問の前、もしくは過去問と並行して解き進めるといいでしょう。
東大京大だけでなく、早慶や旧帝の数学で高得点を取りたい受験生にはオススメします。
問題数もあまり多くないので、1問ずつしっかりと時間をかけて取り組んでみましょう。
・良質な問題を解くことができる
・学んだ知識の応用の仕方を理解できる
・基礎が固まっていない人は上手に扱えない可能性がある
参考書⑦:新スタンダード演習
新スタンダード演習は1対1対応演習と同じ出版社から出されており、難易度の配分としては、
・中堅大レベルが1割
・難関大レベルが6〜7割
・超難関大レベルが2〜3割
で構成されています。
加えて、解答目安時間も書いてあるので本番を意識した勉強をすることができます。ただし、解説はなかなかクセがあります。
途中計算はだいぶ省略されるので、行間を見抜く力がないとなかなか前に進めなくて挫折してしまうかもしれません。
別解や他の問題への応用例などを細かく記載しているので、より数学を深く知りたい人・計算力があって数学が好きなには絶対にオススメしたい一冊です。
・解答目安時間が書いてある
・解法の背景や裏技が多く載っている
・解法がマニアックすぎる
まとめ:自分のレベルに合った参考書を
いかがでしたか?
レベル別の文系数学オススメ参考書は、
〜初級者〜
①白チャート
②これで分かる高校数学シリーズ
〜中級者〜
③一対一対応の演習
④青チャート
⑤合格る計算
〜上級者〜
⑥文系数学のプラチカ
⑦新スタンダード演習
自分のレベル・目的にあった最良の一冊を見つけて、数学嫌いを一刻も早く克服してほしいと思います。
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