受験の天王山と呼ばれる夏休み。
この1ヶ月半の過ごし方次第で、志望校の合否は大きく変わってきます。
そこで今回は、受験で勝つための、夏休みの正しい過ごし方について解説します。
この記事さえ読めば、自分で夏休みの正しいスケジュールを立てられるようになって、志望校合格が一歩近づくこと間違いなしです。
サクッと読んで、夏休みに周りと大きな差をつけましょう!
・夏休みの過ごし方を知りたい人
・勉強ばかりの夏休みが嫌な人
・充実した夏休みを過ごしたい人
受験生こそ夏休みにちゃんと遊べ!
という意見が一般的だと思いますが、僕は違うと思います。
受験生こそ夏休みはちゃんと遊ぶべきです。というのも理由があって、「勉強+遊び」というリズムを作りやすいからですね。
1ヶ月半もある夏休みに勉強だけだと、毎日にメリハリがなくて間延びしてしまいます。
今日も勉強、明日も勉強、明後日も・・・そうやって勉強をする日々に悪い慣れが生じてしまい、緊張感がなくなります。
そこで定期的に遊びの時間を設けると、「勉強+遊び」というサイクルで過ごすことができ、良好な精神状態で勉強を進めることができますよ。
受験生が遊ぶ頻度と注意点
まず、受験生が遊ぶ頻度としては週に1回を目安としましょう。
それ以上多く遊ぶとこんなデメリットが生じるからです。
・勉強する時間がなくなる
・勉強のやる気がなくなる
・罪悪感を感じるようになる
やはり、遊ぶ回数が多くなればなるほど勉強時間は取られるし、何よりこんなに遊んでいていいのか?と罪悪感を感じるようになります。
それで勉強モードに切り替わればいいのですが、大半の受験生はそこで甘い誘惑に負けて遊び呆けてしまいます。
なので、遊ぶ頻度は週に1回を目安にしましょう。
また、遊ぶ時の注意点としては、「遊ぶ予定を事前に立てておく」ことがあげらられます。
事前に決めておくと罪悪感も少なく、その日に遊ぶために勉強頑張ろう!とやる気も出てくるからです。
何かご褒美があるとそのために努力できるわけですね。
逆に、急な誘いでの遊びだと「勉強しなきゃな・・・」と心の中で思いながら遊ぶので、満足度は低いです。
それに、そうやって無理に遊ぶことは、相手にも失礼な行為なので、遊ぶ日程を事前に決めて、心ゆくまで羽を伸ばしてください。
夏休みの勉強スケジュールの立て方
ここでは、夏休みのおおまかなスケジュールの立て方を説明していきます。
ここが一番大事なので、最後まで目を通してくださいね!
最初にゴールから決める
夏休みのスケジュールを立てるときは、まず最初にゴールから決めていきましょう。
闇雲に勉強をしていくと自分がどれだけ学力がついたのか把握できないし、何より目標がないと人間は頑張れないからです。
例えば、この単語帳1冊に載っている全ての単語を、パッと見ただけで日本語が思い浮かぶ状態になる!などの目標を立てましょう。
もちろん英語に限らず、他の教科もゴールをまずは明確にすることが、充実した夏休みを過ごす大事なポイントです。
時間ではなく量で決める
そうやってゴールが決まったら、次はそれを達成するために1日どれくらいの量を勉強すればいいのかを考えましょう。
勉強時間を目標にすると、中途半端なタイミングで勉強をやめたりする可能性があるので、必ず勉強量で考えてください。
例えばこんな感じです。
・英単語ターゲット 100個
・ネクステ 6ページ
・チャート 数列 10問
・良問の風 力学 5問
・日本史一問一答 6ページ
目標を立てずに闇雲に勉強すると、今日何を知識として蓄えたのかを可視化できず、ぼんやりしたまま1日が終わってしまう。
なので、毎日やることを考えて、それを達成して少しずつレベルアップしていく姿勢を大事にしていきましょう。
予備日を作る
目標を立てて実行していく中で、急な用事が入ったり風邪をひいたりして予定を達成できない日がでてきます。
そうやって達成できない日があると、勉強すべき内容が後回しになって予定がずれていくので、必ず予備日を作りましょう。
すると、勉強できなかった内容を予備日に持っていけて消化不良を起こさずに受験勉強を進めることができます。
毎週○曜日を予備日にして、その日に勉強することが終われば遊んでいいというルールをつくるのがオススメです。
自分の頑張り次第で1日フリーの日を作って遊ぶことができるので、日々の勉強のモチベーションになること間違いなしです。
遊びの日を目標に絶対にやりきる
遊ぶ日(予備日)を決めたら、手帳やカレンダーに書き込んで、あとは強い意志で日々の勉強に取り組んでいきましょう。
少し休憩したくなる時もあるかもしれませんが、軽い気持ちで予備日に回すのではなく、自分を律してその日に終わらせてください。
予備日に回さずに1週間乗り切れば、1日遊べるわけです。それを目標にまずは今日を乗り越えましょう!
夏休みに絶対にやっておくべきこと
1学期の苦手範囲の復習
まず、夏休みの前半に取り組むべきは1学期の苦手範囲の復習です。
まとまった時間をとって復習する機会は夏休み以降はもうないからです。
夏休み明けは模試の回数が増えてきて、それらの復習に時間を取られてしまいます。
夏休み以降に復習を頑張っても、入試までの時間が足りなくて合格には手が届きません。
なので、夏休みの最初の2週間は今まで苦手意識を持っていた分野の復習に徹してください。
志望校の過去問を解いてみる
夏休みの前半で復習をしたら、後半で一度志望校の過去問を解いてみましょう。
大学受験の真のゴールは、テストや模試でいい点数を取ることでもなく、志望校の入試で点数を取って合格することです。
そのためにも、なるべく早いうちに過去問に目を通しておくことが大切です。
理科などはまだ履修していない範囲があるので難しいですが、数学や英語は基本的に大部分を解くことができます。
仮に解けなくても、その大学に合格するために必要とされているレベルを知ることができるので、とても意味のある時間を過ごすことができますよ。
まとめ
受験生は勉強だけでなく、遊びも計画的に取り組もう!
勉強だけではなく、たまにはストレスを発散して良好な精神状態を保ちましょう。
入試まで残り半年といえど、まだ時間があるので適度に息抜きをしないとどこかでパンクしてしまいますよ。
部活動に一生懸命打ち込んできて、夏休みから本格的に受験勉強が始まる人はこの記事を参考にしてみてください。
部活動経験者におすすめな勉強法をまとめてあります。