この記事はそんな悩みにお答えします。
受験勉強の疲れを癒す、数少ないタイミングの休憩時間。
この時間の使い方次第で、その後の勉強効率やモチベーションが大きく変わります。
中には休憩なんてしないで一日中ぶっ通しで勉強する人もいますが、過剰なストレスがかかって精神的に滅入ってしまうのでオススメしません。
伸びる生徒ほど休憩の取り方が上手、言い換えるとON/OFFの切り替えが上手な人が受験で成功しやすいです。
なので、今回は勉強をする上での正しい休憩時間の過ごし方を紹介します。
・一度休憩するとだらけてしまう人
・勉強に最適な休憩時間の過ごし方知りたい人
・入試まで時間がなくて一刻も早く成績を上げたい人
勉強時間と休憩時間の正しい割合
Golden Ratio=黄金比
まず最初に、勉強時間と休憩時間の適切な割合について解説していきます。
やる気が出る勉強と休憩の黄金比は、勉強:休憩=5:1です。
というのも、これ以上休憩の割合が低くなると勉強の集中力が続かないからです。
数学90分:休憩15〜20分、次に英語90分:休憩15〜20分・・・
といったサイクルで勉強と休憩をしていきましょう。
また、勉強する科目もローテーションすると、勉強に飽きることなくやる気を維持できます。
というのも文系科目は右脳を、理系科目は左脳をメインで使うからです。
そうやって意識して勉強科目を変えると、普段よりも疲労を感じずに集中して勉強することが可能ですよ。
では次に、人間の集中力の観点から適切な休憩時間の長さを見ていきます。
適切な休憩時間の長さ
誰にだって限界はある
先ほどのように、5時間勉強して1時間休憩するという勉強法はオススメできません。
というのも、脳科学的に人間の集中力は90分が限界だと言われているからです。
その限界を超えるとどうなるか。勉強=辛いものと頭が認識して、集中力が低下してしまいます。
なので、どれだけ長くても90分前後にするようにしましょう。
僕も受験勉強を始めた当初は90分なんて集中できませんでした。
そんな人は、まず25分勉強をして5分休むというように勉強時間を短くしましょう。
この記事でも紹介していますが、この「勉強25分:休憩5分」のサイクルはポモドーロテクニックと呼ばれ、トップアスリートや経営者もこのテクニックを使って仕事をすると言われています。
もちろん、試験時間は少なくとも60分はあるので、徐々に25分から増やしていきましょう!
では次に、休憩時間の時にするべきことを3つ紹介していきます。
休憩時間で絶対に取り組むべき3つのこと
休憩といっても、ただ机の上でぼーっとするのはあまりリフレッシュ効果がありません。
勉強のやる気を出すためにも、気分転換となるような休憩時間を過ごしましょう。
そのために取り組むべきことは以下の3つ。
①積極的に体を動かす
②友達と話して笑う
③軽食をつまむ
それではひとつずつ見ていきます。
積極的に体を動かす
休憩時間にすべきこと、まず一つ目は体を動かすことです。
というのも、受験生は椅子に座ってばかりで血流が悪くなりやすいからです。
なので、椅子から立ち上がってトイレに行ったり、外の空気を吸うなどしましょう。
僕の友達は模試の休憩時間もずっと椅子に座って勉強をしていたので、途中で腰に違和感を感じて試験にあまり集中できなかったそうです。
適度に体を動かして気分をリフレッシュしましょう!
友達とくだらないことを話す
これも絶対に取り組んで欲しいのですが、少しでも良いので友達と話すようにしてください。
というのも、受験生は一人でいる機会が多くなって話す回数も笑う回数も減ってしまうからです。
笑うと脳にとって非常に良い刺激が与えられ、疲れや悩みが軽減されるという研究結果もあります。
もちろん話しすぎはよくありませんが、定期的に会話すると長い目で見て勉強効率が高まりますよ。
軽食をつまむ
おにぎりやチョコレートといった軽食をつまんで気分転換をする方法もあります。
そうすることで脳のエネルギーである糖分が供給されるので、勉強を再開した時の集中力がかなり高まります。
僕は30分間勉強をしたご褒美にチョコレートを1個つまむ、という方法で一年間乗り切りました。
もちろん食べ過ぎは注意ですが、チョコレートには食物繊維やポリフェノールなど身体に良い成分がたくさん入っており、むしろダイエット効果もあります。
詳しくはこの記事を参考にしてみてください。
ご飯を食べたりする時は1時間ほど休憩時間をとるのが良いと思いますが、そうではない時は20分以上休憩を取らないようにしましょう。
20分以上休憩を取ると勉強に対しての気持ちが途切れてしまい、勉強を再開しようと思っても再度集中する時間、要はエンジンがかかるまでの時間がだいぶかかってしまうからです。
なので、休憩時間は15分前後が理想的です。
入試直前期の休憩時間の使い方も教えて欲しい!
では最後に、入試直前期の正しい休憩の取り方を解説します。
入試直前期の正しい休憩時間の取り方
二次試験直前期は、休憩を取らないで勉強を続ける必要があります。
というのも、大学入学共通テストは長くても80分くらいなので90分勉強15〜20分休憩のサイクルで対応できるのですが、二次試験の数学は120分だったり150分だったりと長いからです。
なので、週に1回は自分の志望校の試験を意識した長時間の勉強にも挑戦することをオススメします。
練習の段階で40km近く走っておかないとフルマラソンで完走できないのと同じですね。
なので、二次試験直前は勉強時間と休憩時間のバランスを考えて演習に取り組みましょう!
まとめ
いかがでしたか?
勉強:休憩=5:1の割合が適切であり、中でもオススメは勉強:休憩=25分:5分のポモドーロテクニックです。
受験生はいかに勉強時間を増やすかに目が向きやすいですが、一番大事なのは休憩の取り方です。
今回紹介した方法を使って、モチベーションを高く維持して効率よく成績を上げていきましょう!
それでは!