この間高校2年生の生徒からこんなことを聞かれました。
受験勉強には欠かせない参考書選び。
なんとなくデザインがいいから買ったはいいものの、実際使ってみるとなんか想像してたのと違った、こんな経験はありませんか?
自分に合った参考書を正しく使うことで、最短経路で第一志望合格を勝ち取ることができます。
なので、今日は参考書選びで周りの受験生に差をつける、そんな内容の記事を書いたので、ぜひ最後まで読んでみてください!
・参考書を買う時にいつも何を買えばいいのか悩む人
・参考書選びで昔失敗した経験のある人
・本棚に使わない参考書があふれている人
参考書の正しい選び方
たしかに予備校などが出している参考書に大きな差はありません。
ただし、相性というものが存在します。
受験勉強において参考書はほぼ毎日使います。いわば勉強のお供ですね。
そんな中で、毎日開くのも嫌な気分になる、そんな自分と合わない参考書を使うべきではありません。
桃太郎で言えばなんか自分と相性の悪いサル・キジ・イヌを連れて行くようなものです。
なんか気まずい
そんなんだと鬼なんてやっつけられないですよね。
なので今回は、自分に合った参考書を最短最速で見つけることができる3STEPを紹介します。
この通りにやればもう二度と参考書選びには苦労しません。
合格体験記に載っている参考書をピックアップする
参考書選びをする際に、その参考書の評判はとても大切です。
そのためにも、自分が志望している大学の合格体験記を調べるのはとてもオススメです。
本屋さんに売られているものでもいいし、スマホで調べてもいいです。
とにかく、自分の志望校に合格した先輩が何を使っていたのかチェックしましょう。
合格した人が使っていた、ということは少なくともその参考書を使うことで合格の可能性が上がったということを示しています。
つまり、評判がいいということです。
しつこいようですが、桃太郎も同じです。
仮に、桃太郎が鬼を退治してから30年後。あなたが再び鬼を退治しなくてはいけない場合、誰をお供に連れて行きますか?
フィーリングでタヌキ・キツネ・ウマなんて適当に決めませんよね?
昔桃太郎さんが連れて行って、実際に鬼を退治しているサル・イヌ・キジを連れて行くのが合理的だと思いませんか?
なので、合格体験記を元にオススメされている参考書を1つの科目につき2〜3つは探してみましょう。
仮に合格体験記を見つけられなかった人は、次のステップに進んでください。
Amazonのレビュー
先ほど合格体験記でオススメされている参考書を何冊か見つけることができたと思います。
しかし、中には合格体験記を見つけることができない場合もあると思います。
そんな人にオススメなのがAmazonのレビューです。
「物理 参考書」などと検索すると膨大な数の参考書のリストが出てきます。
そんな人は星の数やコメントの数を見て判断してみましょう。
ベストセラーというタグがつけられている有名な参考書はコメントの数も多いです。
すべての情報が正しいわけではないので、なるべく多くの情報から取捨選択をするべし!
そうやって、1つの科目につき2〜3つのオススメ参考書をピックアップしましょう!
実際に本屋に行って参考書をチェックする
1つの科目につき2〜3冊の参考書をメモしたら、あとは実際に本屋さんに行って、自分の目で確かめてみましょう。
ネットで見てたよりもサイズが大きかった、想像よりも分厚くて挫折しそうだなど、実物を見るからこそわかると思います。
実際に本屋さんに行くと色々な参考書があって目移りしてしまいます。
そうなってしまうと、どの参考書もよく見えて結局悩んでしまい、時間を無駄にしてしまいます。
それに、気になったから買ってみたけど、実際に使わずに本棚の奥底にしまわれてしまいます。
そうなると時間だけでなく、お金も無駄になってしまいます。
なので、事前に合格体験記やAmazonで調べた参考書以外は手に取らないようにしましょう。
事前にピックアップした参考書以外は手に取らない
また、自分が苦手な参考書ほど薄いものを選ぶべきです。
分厚いと参考書を一周するまでの終わりが見えず、やる気がなくなってしまいやすいからです。
だと思えるような参考書を選ぶといいですよ。
苦手な科目の参考書はなるべく薄いものを
参考書の正しい使い方
せっかく自分にあった参考書を買ったにも関わらず、上手に使いこなせなかったら意味ないです。
なので、注意するべきポイントを3つ紹介します!
絶対に浮気しない
参考書は同じ科目で2〜3冊持っていてもいいと思いますが、重点的に取り組むものは1冊に絞りましょう。
仮にその参考書を読んでいて理解できない箇所があったときに、残りの参考書の該当箇所を読んでみるといいです。
参考書の分からない部分を理解するための参考書といった位置付けで他のものを使うといいですよ。
同時に2〜3冊を並行して取り組むとどれも中途半端になってしまい、結局時間だけはかかって成績が一向に伸びません。
浮気せず一途に参考書を使い続ける。トントンと成績を伸ばしていった、僕の昔の教え子はみんなその姿勢を貫いていました。
実際に書き込んで使う
参考書を使うときにやりがちなミスとしては、ただ◯×をつけて解説を読んで勉強を終えてしまう人です。
それだけでは極めて受動的な勉強で、学習定着率も低いです。
この記事でも紹介しているように、ただ読むだけの受動的な勉強よりも自分で手を動かして問題を解いたり人に教えたりする能動的な勉強の方が圧倒的に学習定着率は高いです。
なので、間違った問題の解説をただ読んで理解した気分になるよりも、もう一度自分で手を動かして解いてみる。その作業を怠らないようにしましょう。
何度も繰り返す
おそらく受験勉強で一番大切なのはこれですね。
一冊の参考書をとにかく何度も繰り返すこと。
もちろん全部の問題を何周もする必要はなくて、1回目で解けた問題はもう解かなくていいです。
そういった問題は次に似たような問題が出た時も正解を導ける可能性が高いです。
入試までの時間は限られているので、一度正解したものはもう無視。
その代わり、間違った問題は解答を見なくても解けるようにしてください。
はっきり言ってこれさえできれば誰だって簡単に成績を上げることができます。
そのためにも、間違った問題を何度も繰り返し取り組みましょう。
まとめ
・参考書は本屋に行く前に2〜3冊候補を決めておく
・買った後は浮気せずに、何度も反復して間違った問題を解けるようにする
参考書選びは受験勉強においてとても大切です。
しかし、この記事でも紹介していますが、参考書選びに時間をかけすぎるのは失敗のもとです。
あれもこれも、となってしまいやすいので、今回の選び方を参考にして受験勉強の強い味方を探しましょう!