この記事はそんな悩みにお答えします。
まずは、合格おめでとうございます!これから大学入学の準備をすると思いますが、大学生活を充実させるために大切なのが「第二外国語」です。
なぜなら、第二外国語の単位取得が一番難しいと一般的に言われており、それが原因で留年をする人が多いからです。
それに、将来その言語を使って仕事をする可能性もあるので、適当に決めたら後悔のもと。そこで今回は、大学で学べる第二外国語を以下の観点で徹底的に比較していきます。
・難易度
・将来性
・女子率
入学していきなり後悔しないような第二外国語選びをしていきましょう!
※大学入学前にやっておくべきことを以下の記事でまとめたので、参考にしてみてください。
第二外国語選びはなぜ大事なのか
なぜ第二外国語選びが大学生活において重要なのか軽く紹介します。
①言語によって難易度がかなり変わるから
②男女比がバラバラだから
③言語によって集まる人の雰囲気が変わるから
それではひとつずつ見ていきます。
言語によって難易度がかなり変わるから
当たり前ですが言語によって難易度が変わります。特にヨーロッパ系の言語は日本語と文法が違ったり、発音する時の口の形が独特だったりと難易度が高いです。
それに対して中国語や韓国語は、日本語との親和性が高くて単語も似ている(日本語:約束 韓国語:ヤクソ)のでハードルは低いです。
ヨーロッパ系の言葉って話せたらカッコいいよね!とノリで決めても、実際に勉強するのが難しくて単位を落として、留年した人が僕の周りで5人います。
テストの難易度も言語によって異なるので、慎重に選ぶ必要があります。
男女比がバラバラだから
言語によって男女比が異なります。やはりどちらかに偏ると男子校・女子校のような雰囲気になってしまいやすいです。
もちろんそれで構わない人はいいのですが、せっかく大学に来たんだから男女限らず色んな人と交流する方が刺激が多いです。
北海道大学は言語によってクラス分けはありませんが、選択した言語によってクラス分けされる大学も存在します。
なので、少なくとも一年間は同じクラスで勉強をするので、男女比という観点からも第二外国語選択は大事だと言えます。
言語によって集まる人の雰囲気が変わるから
選択する言語によって集まる人の雰囲気がガラッと変わります。僕はスペイン語選択だったのですが、陽気な人がだいぶ多いですし先生も気さくでテンションが高かったです。
しかし、周りの話を聞いていると中国語やロシア語ではおとなしい人が多い印象ですし、フランス語やドイツ語でもまた雰囲気は変わります。(どう変わるのかは後述します)
その雰囲気が合うかどうかで大学生活の充実度も変わってくるので、第二外国語選択は大事なわけです。
大学で選ぶ第二外国語を徹底比較
では実際に、大学で選択できる第二外国語を以下の3つの観点から比較していきます。
・難易度
・将来性
・女子率
そして、今回比較する言語はこの6つ。
①中国語
②韓国語
③ロシア語
④フランス語
⑤ドイツ語
⑥スペイン語
それではひとつずつ見ていきます。
中国語:将来性No.1
・難易度
・将来性
・女子率
中国語は時制という概念がないので文法で悩むことは基本的にありませんし、私たち日本人は漢字という文化に昔から触れているので学習ハードルはだいぶ低いです。
しかし、単語の発音と声調記号の数が多いので暗記量はかなり増えてしまいます。
漢文が得意だったから中国語もいけるはず!と思っても、読み方も意味も形も異なるものが多いので、そう簡単にマスターできないのも事実です。
暗記が得意な人には簡単な言語ですが、暗記が苦手な人にとっては苦労する言語と言えるでしょう。
将来性という観点で見ても、中国語を話す人は世界で約16億人いると言われており、マレーシアやシンガポール、ミャンマーやタイといった東南アジアの国でも使用されています。
また、訪日インバウンドの大半を中国人が占めているので、今後仕事をする上で生きる場面がある可能性が高い言語です。
「中国語=簡単」という風潮があって、ちょっとでも楽をしたい理系男子が集まるので、女子率はそこまで高くない印象です。
韓国語:女子率高い
・難易度
・将来性
・女子率
韓国語は文法が日本語とかなり似ていて、ベースの文字である「ハングル文字」も種類が少ないので難易度はかなり低いです。
見た目的にハングルは難しそうなイメージですが、基本を押さえてあとは組み合わせるだけなので慣れれば比較的楽です。
しかし、韓国語は朝鮮半島だけでしか話されていないマイナー言語なので、将来性といった観点ではあまり評価は高くありません。
韓国語を選択する人の大部分は韓流好きが占めているので、女子率はかなり高いです。
授業の雰囲気も堅苦しい講義というよりは、ドラマを見たり4人グループを作ってワークに取り組んだりと和やかな雰囲気な場合が多いですね。
ロシア語:希少価値あり
・難易度
・将来性
・女子率
ロシア語は「キリル文字」という独自の文字を使用しているので、まずはそれを覚える必要があって大変です。
また、男性名詞・女性名詞・中性名詞という区分があって、それによって動詞の形も変化するので暗記量も多いです。
発音も日本語とは全く異なるので、全体的に難易度の高い言語となっています。
ただ、ロシア以外でも旧ソ連の国では似たような言語を使用しているので、ヨーロッパ旅行などで活躍する場面は多いですし、宇宙産業、地政学の観点からみても影響力は大きいです。
なので、ロシア語を話せるようになるとかなり市場価値が高まると言えます。
なかなかクセのある言語なので、集まってくる人も個性的な人が多い印象で、女子率に関しては多くもなく少なくもなくといったところです。
どの言語でもいいから適当にロシア語にするか〜という決め方をすると後悔しやすい言語といえますね。
フランス語:将来性高いが難しい
・難易度
・将来性
・女子率
フランス語は文法が複雑で、名詞も動詞も活用パターンが多くてだいぶ難易度が高いので、留年する人の割合が多いです。
しかし、フランス語は国連の公用語になっているくらいの力がある言語で、近年フランス語話者人口が急激に増えています。フランスやカナダだけでなく、旧植民地だったアフリカの国での人口増加が主な要因です。
現在は話者人口が10位ですが、2050年には4位になるとの見込みもあり、将来的にフランス語を生かした仕事をするチャンスは増えるでしょう。
東京の次の夏のオリンピックもパリで行われますし、将来性はかなり高いです。
また、フランス=優雅でおしゃれというイメージもあって、フランス語は女子率がかなり高いです。北大では半々くらいでしたが、他の大学では8割が女子という話も聞きました。
特に理系男子は女子との交流がなくてぼっちになりやすいので、こういった機会に女子が多いコミュニティに所属しておきましょう。これ本当に大事。、
ドイツ語:難しい&男子率高め
・難易度
・将来性
・女子率
ドイツ語の単語は英語と似ている部分もあってとっつきやすいのですが、やはりラテン語系の言語は文法が複雑です。
名詞に男性・中性・女性・複数という区分があって、それによって動詞の活用が変わってくるので、慣れるまで時間がかかります。
将来性でいうと、ドイツは自動車や衣料品などヨーロッパを代表する経済大国なので学習しておいて損はありません。
それに、大学生がヨーロッパ旅行をするときに、ドイツを訪れる人が多いと思うので、その時も役に立ちますね。
最近ではドイツに移住する日本人も増えており、デュッセルドルフという街はおよそ5,000人の日本人が住んでいるそう。もはや小さな日本人村ですね。
ただ、男女比で言うと圧倒的に男子が多いです。サッカー好きが多いからなのか正確な理由はわかりませんが、比率的に8:2、もしくは9:1の場合もあり得ます。
スペイン語:発音しやすい&女子率高め
・難易度
・将来性
・女子率
一見簡単そうに見えるスペイン語ですが、ドイツ語と同じように動詞の活用が極めて多いです。しかし、発音するときはローマ字で読むような発音が多いので、日本人にとってはかなり楽です。
例えば、Vivir en una casa blanca(白い家に住む)は、「ビビール エン ウナ カサ ブランカ」と読みます。ローマ字をそのまま読めば通じるので、そこは学習しやすいです。
また、スペイン以外でも南アメリカ(メキシコやコロンビア)で公用語とされていて、中国語と英語の次に多く使用されている言語です。
今後もこの数は増えると予想されているので、将来的に使用する場面も増えるでしょう。
また、明るい地域の言語ということもあって、履修する学生や先生もテンションが高い人が多いです。
女子の割合もかなり高いので第二外国語の中では一番人気が高い言語となっています。
僕はスペイン語を選んだのですが、勉強した時もメリット・デメリットをまとめました。
その他大学で学べる言語
これまで6つの言語を紹介しましたが、大学ではそれ以外の言語も学習することができます。北海道大学の例をとると、
・イタリア語
・アラビア語
・ヘブライ語
・アイスランド語
などなど、第二外国語以外の言語として普通に授業を取ることができます。
世界を旅したい人や、将来海外で働きたい人は自分の武器を身につけるという意味でも、大学で外国語をしっかりと勉強しましょう。
第二外国語選びは慎重に!
第二外国語を慎重に選ぶ理由としては、
①言語によって難易度がかなり変わるから
②男女比がバラバラだから
③言語によって集まる人の雰囲気が変わるから
また、選択する言語によって将来性や難易度、男女比が大きく変わってくるので、今回紹介したものを参考にして後悔ないように選んでください。