こんな悩みにお答えします。
第一志望に合格するために「学校では教えてくれない」知識を学びに行く予備校ですが、どの予備校に通うかは悩みますよね。
というのも、予備校によって講師やテキストの質、さらには学習環境、かかる費用など大きく変わるからです。
なので、今回は札幌にある「大手予備校の特徴(メリット・デメリット)やかかる費用」を徹底解説していきたいと思います。
紹介する予備校は以下の5つです。
①駿台
②河合塾
③代ゼミ
④四谷学院
⑤東進
僕自身代ゼミと駿台に通った経験があり、それ以外の3つの予備校に通う知り合いに話を聞いて実情を聞いてきました。
少しでも皆さんにあった予備校選びの参考になればと思います。
・札幌でオススメの予備校を知りたい人
・浪人を考えていて、どの予備校にしようか悩んでいる人
・現役生でどこの予備校に通おうか悩む人
※ここ最近「スマホ依存」に関する相談が急増しています。いい予備校に通ってもスマホ依存だと成績が上がらない可能性が高いです。
以下の記事を読んで今すぐ「スマホ依存」を変えることをオススメします。
札幌の大手予備校5社を徹底比較
早速、札幌にある大手予備校の比較をしていきたいと思います。
①駿台
②河合塾
③代ゼミ
④四谷学院
⑤東進
この順番で解説していきます!
①駿台:基本情報
「生徒の駿台」と言われるように、頭のいい理系受験生が多いイメージの駿台。
難関医学部を目指す人や東大・京大を目指す人が多いので、私立文系の人は少し肩身が狭いかなといった印象です。
メリット
駿台の大きな特徴は「授業時間が50分」な点です。人間の集中力はおよそ45分なので理にかなった長さですね。
「代ゼミ」や「河合塾」は授業時間が90分で、大学の授業と同じ長さまで慣れるまで辛いです。
他にも、廊下に自習するスペースがあるので周りが勉強している姿が見えやすく、競争意識を刺激することでモチベーションを高く保つことができます。
デメリット
講師以外に質問対応してくれる人が少ないので、質問の列が長くなるのがデメリットです。
それだけの生徒を対応するのでひとりに長時間かけることができず、指導が浅くなる場合があるのは懸念点かなと思います。
また、メリットで挙げた「競争意識」は、自分でペース管理できる人にとっては少し面倒に感じるかもしれません。
なので、周りの環境から変えて勉強に集中したい!と思う人にはオススメできます。
受験時期が近づくと現役生が増えてきて、思うように自習できない問題が発生します。
しかし、駿台札幌校では自習室が新たに別館にできたので、自習室の席数が少ない問題はほとんど解消されました。
クリックすると公式HPへ飛びます。
②河合塾:基本情報
「机の河合」と呼ばれており、スタッフのサポート対応がしっかりしています。
私立文系のコースが多い印象で、関東圏の私大への合格数が多い印象です。
メリット
河合塾の大きな特徴は「添削回数の多さ」です。
同じ問題で同じ答えでも、それを導くまでの答案の書き方で点数が大きく変わってしまうのが大学受験。
1点を争う受験だからこそ、答案の書き方がとても大事なんです。
多くの予備校の場合、添削は授業外で講師に頼む場合が多いのですが、河合塾は授業内で「年60回以上」添削をしてもらえる機会があります。
英語や現代文の良し悪しは自分だと分かりにくいので、受験のプロである第三者に客観的に見てもらうことが、記述力を上げるためには必須です。
もうひとつのメリットが「フェローシステム」であり、講師以外にも専門の担当者に気軽に質問できるサービスです。
他の予備校では大学生を雇って質問対応できるサービスがありますが、もちろん大学生なので午前中や昼間にいない場合があります。
それに対して、フェローシステムでは専門の担当者が時間問わず応答してくれるので、困った時にすぐに聞きに行けるのがいい制度です。
デメリット
強いて上げるなら、先ほどの「フェローシステム」で予約が必要なケースがあったり、担当者と年齢が離れているので気軽に質問にいけないことがあげられます。
また、これも好き嫌いの問題だと思いますが「座席指定制」ではありません。
どの席で勉強するかを気にする人は、毎回早い時間に行って自分の好きな席を確保する必要があり、それが少し神経を使うかもしれません。
それと、河合塾札幌校にはラウンジがあるのですが「少し騒がしい」と不満を言う知り合いが一定数いたので、それはデメリットかもしれません。
クリックすると公式HPへ飛びます。
③代ゼミ:基本情報
「講師の代ゼミ」と呼ばれることが多く、授業の質がかなり高いです。
また、札幌校は医学部の合格実績がかなり良く、2018年度入試では北医も札医も10人以上合格しました。幅広い生徒がいる印象です。
「オリジナルカリキュラム」という制度もあって、時間割と講師を好きに選べるのが大きな特徴です。
メリット
代ゼミ札幌校のメリットはやはり「質の高い講師陣」です。
2015年から事業縮小をしていて、以前は27あった校舎を7校まで減らしましたので、質の高い講師陣だけが残ったわけです。
僕は事業縮小の真っ只中の2015年に浪人していましたが、周りからは、
と言われましたが、一度もそんなこと思いませんでした。それに、駿台と河合塾の数学の講習も受けたのですが、代ゼミの講師の質は他に負けていないと思います。
それに、「スカラシップ」といって奨学金を取りやすいです。
他の予備校だと東大合格レベルの実力があって初めて半額免除とかなのですが、代ゼミだと北大レベルでも「全額免除」がありえます。
おそらくどの予備校よりも特待生枠を取りやすいのではないのかなと思います。
代ゼミ札幌校は校舎の建て替えもあって非常に綺麗なので、一番コスパがいいと思います。
内装もかなり綺麗
デメリット
授業料も安くて講師の質も高くて環境もいい代ゼミ。
デメリットを強いてあげるとすれば、わりと「放任」な点です。
もちろん生徒ひとりひとりに担任がついて面談をする機会はあるのですが、勉強計画などすべてを一緒に考えてくれるわけではありません。
自己管理ができている人からすると素晴らしい環境であり、何か強制力を働かせて自分を勉強に縛りたい!と思っている人にはあまり合わないかもしれません。
クリックすると公式HPへ飛びます。
④四谷学院:基本情報
「55段階」が一番の特徴の四谷学院。札幌でも受講生が増えており、今勢いのある予備校です。
東大や医学部にもしっかりと合格者を出しているので、指導レベルも十分と言えます。
メリット
四谷学院のメリットはやはり「55段階システム」です。
通常授業の他に、全科目の基礎から応用までの問題が55段階あり、そのテストを受けて採点してもらいます。
苦手な授業も55段階で基礎からしっかりと学ぶことができ、一段ずつレベルが上がるゲームのように勉強を取り組むことができます。
また、授業のクラスも自分のレベルによって変更できます。
数学は得意だから「ハイレベルクラス」、化学は苦手だから「通常クラス」というように変更できるおかげで、授業のミスマッチを防ぐことができるのでありがたいですね。
デメリット
四谷学院は他の予備校と違ってスケジュールを指定されます。というのも、通常授業に加えて55段階の制度があるからです。
授業がないときは「数学の55段階」、そして次に授業を受けて、それが終わったら今度は「英語の55段階」というように自由時間がほぼありません。
なので、自分でどうしてもやりたい教材があるという人にはあまりオススメできません。
そう悩む人にはオススメできます。
四谷学院は授業+55段階というカリキュラムで進むので、それを少しでも疑って自分のやりたい教材に手をつけて成績が伸びないパターンが多いようです。
自習室は涼しい部屋とあたたかい部屋が選べるそうです。
自習をしていて、なんか暑いな・・・と思ってもなかなか部屋の温度って変えられないですよね。
クリックすると公式HPへ飛びます。
東進
「動画授業」で有名な東進衛星予備校。東大や医学部などへの合格者数も非常に多く、自習できる受験生にとっては最も相性がいいです。
林修先生をはじめとした一流講師がいるので、勉強面は全く困らないと思います。
メリット
テレビCMで一気に知名度を上げた東進ハイスクール。他の予備校との一番大きな違いは授業が「何度でも視聴できるビデオ学習」という点です。
対面授業で聞き逃したことをあとで先生に質問しに行くのは少しためらいますよね。
でも、映像授業なら巻き戻しをして理解できない部分を聞き直すことができ、曖昧なまま授業が終わることを防ぐことができます。
さらに、授業の時間割を自由に作ることができるので、自分のペースで受験勉強に取り組むことができます。
デメリット
それだけ自分のペースで勉強できるということは、その分自己管理能力が必要です。
遅刻にも寛容な雰囲気があり、映像授業だと寝ていても怒られないので、いかに自分を律することができるかが鍵です。
また、学校法人ではないので費用が他の予備校と比べて高く、通学定期が取れない点も注意です。
東進は他の予備校と違って、2〜3ヶ月に一度という短いスパンで模試が行われています。
東進はどの模試も全範囲から出題されるので、現役生には厳しいですが浪人生は毎回全範囲の腕試しができるのでオススメです。
クリックすると公式HPへ飛びます。
浪人一年間でかかる費用【徹底比較】
各予備校で1年間浪人するのにかかるざっくりとした費用を出してみました。
もっと詳しい費用は電話をしたり、ホームページを見たり直接話を聞きに行ったりしてみてください。
予備校 | 入学金 | 通常授業料 |
駿台 | 10万円 | 70万円 |
河合塾 | 10万円 | 60〜80万円 |
代ゼミ | 10万円 | 70万円 |
四谷学院 | 10万円 | 60〜80万円 |
東進 | 3万1500円 | 100万円 |
やはり東進は学校法人ではなく株式会社なので費用が高くなっています。
また、有名講師が多数いるので雇うためにも費用が高くなっているのではないかと考えられます。
予備校費用は通学定期で抑えられる【10万円】
繰り返しになりますが、予備校は大きく学校法人と株式会社に分かれます。学校法人だと通学定期の学割が使えますが、株式会社だと学割が適応されません。
JRや地下鉄を使う人が多いと思うので、予備校選びの1つのポイントになると思います。
学校法人(学割適応)・・・駿台・河合塾・代ゼミ
株式会社(学割効かない)・・・四谷学院・東進
通学定期を使えるかどうかで1ヶ月に1万円の差が出る場合もあります。1年もあれば10万円近くにものぼります。これって結構大きいですよね。
まとめ:予備校選びは慎重に!
自己管理ができるのか、それともスケジュールを詰めて強制力を働かせて勉強するのか。
これは受験生ひとりひとりによって異なるので、親御さんが勝手に決めるのではなく、しっかりとお子さんも交えて最善な予備校選択をしてほしいと思います。
あくまで個人的な意見ですが、費用・サポート・講師の質・通学定期といった様々な観点から見て、「代ゼミ」がオススメです。
予備校費用を抑えたい人は、【最新版】塾・予備校にかかる費用を10万節約する方法【実体験あり】を参考にしてみてください。
※ここ最近「スマホ依存」に関する相談が急増しています。いい予備校に通ってもスマホ依存だと成績が上がらない可能性が高いです。
以下の記事を読んで今すぐ「スマホ依存」を変えることをオススメします。