この記事はそんな悩みを解決していきます。地方学生なら一度は憧れる東京での社会人生活。
中でも響きのかっこよさから外資系企業に興味を持つ学生は多いのではないでしょうか。しかし、地方にいると情報が少なくて悩むことも多いはず。
そこで今回は、実際に地方の大学から外資系企業に内定をもらった経験をふまえて、寄せられた質問に答えていきます!
地方出身大学生の就活成績
これから質問に答えていくのですが、ひとまず自分の就活の対戦成績について書いていきます。
実績もないのに質問に回答しても信ぴょう性にかけるので。
就活の結果とスペックはこんな感じです。
・外資コンサルのBIG4の黄色いところにサマーインターンからのフローに乗って秋に内定をもらう(倍率約100倍)
・TOEICは710点
・北海道大学工学部の3年(当時)
・ベトナムでのビジネスインターン経験あり
・ブログで大学受験の情報発信をしてオンライン塾を運営
・テニサーの副会長
理系の学部生だったので、4年生になると研究が本格的に忙しくなって就活どころではなくなると感じてサマーインターンの時期に焦点を当てました。
そうはいっても休んだら留年が決まる実験が火水木であったので、木曜日の実験を終えてから東京に行き、就活をして火曜の朝に帰る生活を2ヶ月ほどしていましたが。
地方学生でも時間をうまく使って就活できた背景には、就活アプリと外コン内定者の先輩の力が大きいです。
地方学生にとっては情報が命なので、少しでも参考になればと思います。
ちなみに、就活でオススメなアプリはこの記事でまとめています。
【外コン内定者】が実際に使っていた就活アプリを辛口レビュー【このアプリだけは入れろ】
就活Q&A
では実際に寄せられた質問をいくつか答えていきます。回答する質問はこの5つ。
①名刺は作っていくべき?
②TOEICは何点あれば理想?
③サークル副代表って実際評価どうなの?
④私服自由て果たして本当?
⑤地方出身・英語苦手でも外資系に内定をもらえるの?
それではひとつずつ見ていきます。
名刺は作っていくべき?
そう考える就活生は多いですが、名刺は必要ありません。
というのも、社員側からすると日常業務でいいだけ名刺をもらっていて、就活生からももらうと管理が面倒だからです。
もちろん、中には名刺を作ってきて偉いね!覚えておくよ!と言ってくれる人もいますが、経験的にごくわずかです。
なので、名刺を使わずに自分をアピールする文章やスキルを身につけた方がよっぽど生産的です。
ちなみに僕の場合は、”北海道から来た理系学部生”や”オンライン塾を運営している”というワードがウケがよかったです。
というのも、外資コンサルは基本的に関東の文系学生か理系大学院生しかいないことや、実際にビジネス経験がある人が少ないからですね。
母集団の中でどんなポジションを取ればより目立つことができるか考えて、自分をアピールするようにしましょう。
どうしても作りたいなら圧倒的にラクスルがおすすめ。安くて早いので、ここ一択です。
TOEICは何点あれば理想?
目指す企業によっても変わりますが、BIG4と呼ばれるコンサルを目指す場合は750点前後あれば問題ないでしょう。
僕を含めて内定をもらった人や知り合いの話を聞く限りそれくらいが平均だったからです。
それに、英語力はあくまでひとつの判断材料でしかありません。英語以外に優れた点があれば内定を取ることは可能です。
TOIEC400点台でBIG4に内定をもらった人もいるくらいですからね(ちなみにその人はコミュ力おばけ)。
大事なのはどこで自分の価値を発揮するかです。
面接やインターンでは、TOEICのように定量化できる要素以外を見ているので、点数が低い人はそこが頑張りどころです。
サークル副代表って実際評価どうなの?
僕自身サークルの副代表をやっていましたが、就活では一切そのエピソードを話しませんでした。というのも、周りの学生と差別化を測れないと思ったからです。
就活をしていると確かにサークルの副代表を名乗る人が増えてきますが、そう言った属性のエピソードはパターンが決まっています。
そんなエピソードは腐る程聞いているわけで、面接官としては新鮮味に欠けます。そうなると自分をアピールすることができません。One of themになってしまいます。
なので、周りと差別化を測れるようにエピソードトーク力を磨いていきましょう。
私服自由は果たして本当?
私服自由と書いてある場合は、だいたい私服とスーツが半々です。
僕は服装について言及されていない外資系企業のサマーインターンに私服で行きました。
地方から来たこともあり、集合の20分前に着席して座っていたのですが、来る人来る人みんなスーツ・・・。
結局22人中僕だけ私服という地獄を味わいました。
私服について言及されていない場合は基本スーツという認識がいいでしょう。
僕だけ私服でしたが、結局その会社から内定をいただけたので、ぶっちゃけ服装は関係ないです。むしろ、
と聞かれた時の切り返しの方が大事だったりします。その切り返し次第では自分をアピールできるので、ものは考えようですね。
地方出身・英語苦手でも外資系に内定をもらえるの?
結論、もらえます。ただ、マッキンゼーやBCGといった最難関コンサルは基本東大生や海外大しか取らないので難しいです。
というのも、それらの大学出身者は頭のキレが違うし能力が高いからです。就活をして何度も思ったのですが、やっぱり東大生は賢いです。
戦略コンサルを受けた時に同じグループだった東大生は、就活において全ての分野で自分の上位互換だと感じざるを得ないスペックでした。
生まれ持ったものもある程度関係していますが、就活をスタートした時期の速さや努力量がその差の主要な要因だと思います。
それに、新卒採用にはお金と時間もかかるので、東大などの超一流大学に絞って採用をした方が、経験則的にコスパがよかったのだと思います。
それを踏まえると、地方国立大で狙える範囲はBIG4あたりだと思います。
では最後に、今からできる外資コンサル対策を紹介します。
外資コンサルで内定を取るためにやっておくべきこと
やっておくべきことは以下の3つ。
①情報を構造化して整理する力を鍛える
②コミュニケーション能力を高める
③話の引き出しを増やす
それではひとつずつ見ていきます。
情報を構造化して整理する力を鍛える
コンサルに必要なのは情報を構造化してまとめる力です。
コンサルという仕事は、大量の情報の中からボトルネックを見つけ出して業務改善を行ったり、中長期計画を立てたりします。
なので、情報を見やすいように整理する力が必要なんですね。
オススメはこの本です。コンサルに必要な論理的思考力を一冊で身に付けることができ、面接の時も大いに役に立ちます。
個人面接でケース問題を聞かれることもあるので、僕が知り合った関東の外資コンサルを目指す人は例外なくこの本を持って勉強していましたね。
僕もこの本で内定を取る力をつけたと言っても過言ではないので、参考にしてみてください。
そんな人はボードゲームがオススメです。ボードゲームには様々な要素が存在し、ゲームに勝つためのボトルネックは何なのかを考える力が自然とつきます。
勝つための条件を構造化しないでノリで取り組むと、普通に負けます。
楽しみながら成長できるのでオススメです。最近やったボードゲームで面白かったのがこれ。
・どの色の宝石を取るのか
・どのカードをキープするのか
・どのカードを狙うのか
・相手はどういった戦略なのか
・ボトルネックは何なのか
非常に考えさせられるボードゲームでした。
少し値段は高いですが、その分満足度も高いです。遊びながら自然と力が鍛えられるので、非常にオススメです。
コミュニケーション能力を高める
内定をもらうためにはコミュニケーション能力が必須です。
というのも、コンサルはクライアントありきの仕事であり、対話の中で課題を見つけていく場合もあるからです。
定量化できない課題を普段のやり取りの中で見つけていく力が必要なんですね。
サークルで遊んだり合コンに行ったり、一見遊びのように見えるものが意外とコミュニケーション能力を高めてくれますよ。
話の引き出しを増やす
話の引き出しを増やすために、常日頃から本を読んだりニュースを見たりしましょう。ふとした時に話をふられて全く分かりませんでは話にならないからです。
就活に限らず、勉強を続けて知識を身につけていくのは生きていく上で大切なことですよ。
まとめ
いかがでしたか?
就活をする上での質問や相談があれば気軽に送ってください。
特に外資コンサルから内定をもらうためには、そこそこの賢さとコミュニケーション能力が大切です。
それは後天的に伸ばすことができるので、今のうちからできることにキチンと取り組んでいきましょう。
僕が内定をもらった当時の話をこの記事でまとめたので、参考にしてみてください。