こんな質問を受ける機会が多かったので、記事にしました。
受験勉強と定期テストの両立で悩む受験生は意外と多いです。
結論から言うと、定期テストの勉強は基本的にする必要がありません。
もちろん例外はありますが、基本的にしなくていいです。
今回はその理由を分かりやすく3つ説明します。
・定期テストの勉強に疑問を感じる人
・効率よく受験勉強に取り組みたい人
・模試が取れない人
定期テストの勉強をするべきではない3つの理由
なぜ学校の定期テストの勉強をするべきではないのか。それはこの3つが主な理由です。
・受験のゴールは第一志望に合格すること
・入試の形式的に、学校の定期テストよりも模試で点数を取れる力の方が大切
・学校のテストをやらない分、いい意味の焦りが生まれる
それでは1つずつ説明していきます。
1番のゴールは第一志望に合格すること
受験の最大の目的は第一志望の大学に合格することです。
第一志望の大学の試験で使う社会の科目が地理と決まっていても、多くの受験生は高校の定期テストで倫理を必死に勉強します。
倫理を一生懸命勉強しても地理の点数は変わりません。変わったとしてもたかだか数点です。
倫理を勉強する時間を地理の勉強時間に当てた方が絶対に点数が伸びます。
僕も受験生時代に倫理の授業中に地理を勉強していました。
でも、先生からこう言われたんです。
そんなこと言われたら 怖くて内職できないじゃないですか。
でも、今思えば授業を聞いてもらえない先生の苦肉の策だったんだと思いますし、その言葉を間に受けた昔の自分を後悔しています。
だって、地理の勉強時間を削って学んだ倫理の知識なんて今は全くありません。
あるとしたら、倫理の定期テストで他の地理選択者よりも少しだけ点数が高かったというどうでもいい記憶だけです笑
自分に一番大事なのは、入試で使う科目を磨くことなのかそれとも、入試で使わない科目の定期テストで友達に勝つことなのか。
それを少し考えてみてください。
入試の形式的に、学校の定期テストよりも模試で点数を取れる力の方が大切
そもそも定期テスト・模試・入試の3つをグループ分けすると下の図のようになります。
定期テストは授業を聞いているか、最低限必要な公式を暗記しているか、といった基礎中の基礎をチェックするテストです。
逆に模試と入試は、それらの基礎の知識を知っていることは当たり前で、それらの知識を組み合わせて応用できるかをチェックするテストです。
もちろん基礎ができるようになるのは大切ですが、定期テストの勉強ばかりしていても応用力はつきにくいです。
応用力をつけたい人、模試で点数を取れるようになりたい人はこの記事を参考にしてみてください。
学校のテストをやらない分、いい意味の焦りが生まれる
学校のテスト勉強をしないとどうなるか。
もちろんいい点数が取れなくて学年順位が低くなるでしょう。
そうなると少なからず不安に思うかもしれません。
でも、その分自分はまだまだと現状に甘んじることなく受験勉強に取り組むことができます。
受験の1番の大敵は自分の学力に自惚れることです。
定期テストの順位が高くない分悔しくて焦り、さらに勉強をするようになります。
そうやって意図的に自分のモチベーションを上げることができるので、結構ドMな考え方ですがオススメです。
実はこの考え方こそが受験で本当の意味で成功するために必要なんです。
じゃあどの科目もやらなくていいのか?
定期テストの勉強はするなと言いましたが、もちろん例外はあります。その例外はこの2つ。
・受験と関連する科目は勉強する
・指定校推薦などを考えている人
受験と関連する科目(暗記系)は勉強する
暗記パンっていいよね
主に日本史や世界史を勉強する文系の人は念入りに対策をして定期テストに臨んだ方がいいです。
というのも、学校の定期テストと受験社会の関連性が高いからです。
知識の浅い・深いは変わるかもしれませんが、単語暗記系が多いので勉強しておきましょう。
他にも英単語の暗記はやっておくことをオススメします。
英単語に基礎も応用も特にないので、定期テストという機会を使って、英単語をしっかりと覚えるようにしましょう。
と考える人がたまにいますが、絶対にやめてください。
二度と同じ問題が出ることはないですし、費用対効果が悪いです。
やるならひたすら音読をする。音読をすることでリスニングの勉強にもなるので一石二鳥です。
指定校推薦などを考えている人
推薦を考えている人は学校の成績が高い方が有利になります。
なので、そういう受験形式を選択する人は絶対に定期テストの勉強をしましょう。
入試に出ない科目も含めてです。推薦を受ける人は、定期テストがすでに受験のようなものなので、気を引き締めて取り組んでください。
まとめ
自分の受験スタイルにあった定期テスト対策を
推薦などを受けない人は、定期テストに時間をあまり割かずに問題の応用力を鍛えましょう。
何度も言いますが、受験の最大の目標は第一志望に合格することです。
そのために何を勉強すればいいのかを一度考えてみましょう。
先ほども載せましたが、模試で高得点を取りたい人はこの記事を参考にしてみてください。