いよいよ近づいてきた大学入学共通テスト。多くの受験生にとって、第一志望合格に向けた第一関門です。
良くも悪くも今後の人生を大きく左右する一大イベントなので、誰しも緊張すると思います。
なんてこと考えて眠れない日が続くこともあるかもしれません。
そこで今回は、大学入学共通テストでの緊張を限りなく0に近づける攻略法を解説していきます。
僕自身、浪人時にこの方法に取り組んで、センター本番で自己ベストの810点を取ることができました。間違いなくこの攻略法のおかげです。
・本番で緊張して失敗をしたくない人
・いつも通りのパフォーマンスを発揮して、自己ベストを更新したい人
・セ大学入学共通テスト攻略法を知りたい人
緊張しないために何が大切か
そもそもセンターで緊張するのは様々な要因があります。
・本番でわからない問題ばかりでたらどうしよう
・センターで失敗したらどうしよう
・マークミスをしたらどうしよう
結局は入試で点数を取れないことを恐れて、過度に緊張するわけです。
普段700点をとっていても、本番に頭が真っ白になって500点くらいになったらどうしよう・・・なんてことを考えるわけですね。
気持ちはよくわかりますが、そんなことは確率的にありえませんよね。確率的に1%くらいだとしても、その1%がとても大きく見えるわけです。
なので、緊張しないためには、自分が本番で何点取れるかを客観的に予測する必要があります。
そう思う人ほど“11月からの大学入学共通テスト攻略法”をみてください。
11月からの大学入学共通テスト攻略法
本番で緊張しないために絶対やるべき方法。それは、センターの過去問を10年分解いて平均値を出すというものです。
これをすることで、本番に何点くらい取れるのか客観的に理解でき、本番で過度な緊張を抑えることができます。
例えば、過去問10年分解いた合計点数の平均が700点だった場合、本番でもそれくらいの点数を取る確率が圧倒的に高いです。
仮に国語で失敗をしても、他の科目でうまくいって合計700点くらい取れるから気にしない、と前向きに入試に取りかかることができます。
僕も初日の第一科目の地理が全然できなくて焦りましたが、普段通りやれば750くらい取れるから大丈夫!と心に言い聞かせると、不思議とリラックスできて、自己ベストを更新できました。
もちろん、絶対にその点数が取れるとは限りませんが、10年分も過去問に取り組んで分かった自分の平均点から、大きく左右されることはありません。
漠然とした不安にかられることが多いので、統計的なデータに基づいて考えて、入試の不安を減らしていきましょう!
大学入学共通テスト当日の体験談
大学入学共通テスト当日は一種の確認作業だと考えて挑みましょう。
僕は、過去問を10年分も解いて、自分がとりうる点数の範囲を客観的に知る。そして、本番もその範囲内でおさまるだろう、といつも通り解き進めました。
最初の科目の地理で大きくミスをしましたが、他の科目でうまくいってトータルでいつも通りになるはずだと考えていました。
本当に不思議なのですが、自分が何点くらい取れるか事前に予想がつくと、特に緊張しなくなります。
緊張しようがしまいが、自分が取れる点数がある程度わかっているので、緊張するだけ無駄だと気がつくからです。
そういった気持ちになると、他の受験生と違って、いつも以上のパフォーマンスを発揮できる可能性が高まります。
それが自己ベストにつながったのではないかと考えています。
大学入学共通テストで緊張しないための5つの方法
大学入学共通テストで緊張をなくすためには先ほどの方法が一番おすすめですが、他にも効果のあったものを5つ紹介します。
①前日と当日はいつもと同じ過ごし方を
②会場には自分の得意な勉強道具を持っていく
③自分ルールを作る
④解けない問題があるのは当たり前
⑤緊張した状態がスタートランだと知る
それではひとつずつ見ていきます。
前日と当日はいつもと同じ過ごし方を
入試だからといって、前・当日にいつもと違う生活をしてはいけません。というのも、慣れないことをするとかえって脳にストレスがかかり、緊張を生み出すからです。
ルーティーンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?ラグビーの五郎丸選手のルーティーンが一時期話題になったと思います。
ルーティーンとは決まった手順を意味し、どんな時でも同じ精神状況を作るためのものです。
そうやって入試という緊張した場面でも、いつも通りの生活を心がけることでいつも通りの精神状態で臨むことができます。
何も変わらない1日だと脳に思わせることで、大学入学共通テストの緊張を抑えましょう。
会場には自分が得意な科目の勉強道具を持っていく
よく試験会場には勉強道具を持って行かない方がいいという意見がありますが、僕は反対です。というのも、会場に試験道具を持っていくと
①ギリギリまで知識を詰め込むことができる
②努力の証が見えて安心できる
というメリットがあるからです。特に暗記科目は直前に見ていた部分が入試に出る場合があり、ギリギリまで点数アップにつながります。
そして、自分で勉強してきたノートを見返すと、これだけ頑張ったんだから自分はできるはずだと前向きになれて安心できます。
さらに、自分が得意な科目の勉強道具を持っていくと、自分が入試を受けている時にすらすら解けるイメージを強く持つことができるので、非常におすすめです。
重くならない程度に勉強道具を持って行って、直前まで手を抜かないようにしましょう。
自分ルールを作る
特にマークシートを埋める時に自分ルールを作りましょう。というのも、マークミスをしたらどうしようと不安に思う人が多いからです。
大門ごとにマークを塗りつぶすのか、それとも5個ずつマークを塗りつぶすのか、はたまた最後に全部塗りつぶすのか。
自分の中でルールを作っておくと、それを忠実に守るだけでいいのでストレスも少なくなります。
一番ダメなのは毎回塗りつぶすパターンを変えること。問題を解くだけでも頭が疲れるのに、マークを塗りつぶす時も頭を使っていては非効率です。
極力頭を使わないで、無意識にマークできるレベルまで練習しておきましょう。
解けない問題があるのは当たり前
完璧な受験生なんていません。いてもたったの数人です。それ以外の多くの受験生は、あなたと同じで知識に抜けがあってケアレスミスもします。
だから、解けない問題があって当たり前なんです。それなのに、問題が解けなかったらどうしようと不安に思い、さらなる緊張が生まれます。
全問正解する必要はありません。なので、標準的な問題を確実にもぎとって、難しい問題は勇気を持って捨てていきましょう。
合格圏内にいたのに、難しい問題に足を引っ張られて簡単な問題も解く時間がなかった・・・なんて状況にはならないように気をつけましょう。
緊張した状態がスタートラインと知る
受験生の99%は緊張しています。というのも、今後の人生を大きく左右する一大イベントであり、準備期間も長く、多くの時間をかけてきたからです。
それなのに、緊張したら合格できないとばかりに、受験生は緊張を嫌います。
でも、そもそも緊張した状態がスタートラインです。緊張しても別にいいんです。いつも通り望むことができたらむしろラッキーなんです。
なので、緊張を避けるのではなく、緊張して当たり前と認識しておきましょう。それだけで心のゆとりが大きく変わりますよ。
まとめ
いかがでしたか?本番で自分がどれくらいの点数を取れるのか知るためにも、11月から積極的に過去問演習に取り組みましょう。
①前日と当日はいつもと同じ過ごし方を
②会場には自分の得意な勉強道具を持っていく
③自分ルールを作る
④解けない問題があるのは当たり前
⑤緊張した状態がスタートランだと知る
があげられます。これらを意識して、大学入学共通テスト当日に自己ベストを更新して、第一志望合格に一歩近づいてほしいと思います。
そんな人向けにこんな記事を書いたので、参考にしてみてください。