海外旅行をする上でなくてはならないのがスマートフォン。
でも、日本のキャリアをそのまま使い続けるとお金がいくらあっても足りないので、何かしら対策が必要です。考えられるのはこの3パターン。
①ポケットWi-fiを借りる
②SIMカードを購入する
③Free Wi-fiだけで生活する
僕は3ヶ月に及ぶヨーロッパ一周を、③で乗り切りました。
今回はそんな疑問にお答えします。
Free Wi-fiだけにした経緯
僕は2019年5/28~8/21の3ヶ月間、以下の地図のようにヨーロッパを放浪したのですが、基本はFree Wi-fiだけで生活していました。
というのも、一度SIMカードを購入して失敗したからです。
ローマに到着した日、空港でSIMカードを売っている綺麗なお姉さんに
と声をかけられました。
そんなクソ大学生の下心を抑えつつ、特に疑うことをせず笑顔をばらまいて即購入。
初日に泊まるホステルであれこれと動作確認をしていたところ、全く機能しないことが判明。
さらに、相場の2倍近くの料金を払わされていることも判明。
二度とSIMなんて使うかボケ!
そこからFree Wi-fi生活がスタートしました。
Free Wi-fiだけで困ったこと
Free Wi-fiにしてお金が節約できた反面、困ったことも多発しました。例えばこんな感じ。
①道に迷ったら詰む
②待ち合わせが超むずい
③電話番号認証ができない
ひとつずつ見ていきます。
道に迷ったら詰む
一番困ったのはこれ。行きたいお店だったりバス乗り場だったり、どこかで道に迷ったら一歩も動けません。
GPSは電波がなくても利用できるので、前もって目的地を登録してるのですが、GPSも利用できないことがしばしば。
そうなると、あれだけ崇め奉っていたスマホはがらくたと化します。
7万のiPhoneががらくたに。悲しい瞬間です。
そんな歯がゆい思いをしながら、目的地を探すことになります。
待ち合わせが超難しい
移動中にスマホが使えないので、待ち合わせが超難しいです。
僕が知り合った人だけかもしれませんが、外国人は時間にルーズです。15分くらい平気で遅刻してきます。
生真面目な日本人は、集合場所に5分前には到着。でも、待っても待っても来ない。
そうやって不安になっても連絡は取れません。
日本であれだけ簡単だった待ち合わせ、想像以上に難しいです。
電話番号認証ができない
これも地味に面倒です。
日本で使っているキャリアのSIMを入れっぱなしなら、問題なくSMS認証ができるのですが、SIMがないと自分の電話番号が存在せず、手続きができません。
海外でオンラインでチケットを購入するTiqutsというアプリも、登録時に電話番号認証が必要となります。
海外で日本の電話番号を使ったSMS認証にお金はかかりません。
なので、旅先でなくすのが不安だからといって、SIMカードを日本に置いていかないようにしましょう。
困った時の対処法
Free Wi-fi生活をしていて困った時はこの順番で対処していました。
①GPSを頼る
②周りの人を頼る
③マクドナルド・H&M・スタバに逃げこむ
それではひとつずつ見ていきます。
GPSを頼る
前もって目的地をGPSに登録しておきましょう。というのも、GPS自体はネット回線がなくても利用できるからです。
あらかじめ目的地を登録さえしておけば、いつでも現在地と目的地のルートを確認できます。
ただし、原因はわかりませんが、オフラインでGPS機能が使えなくなるケースが多いです。感触としては50%くらいですかね。
そうなった時にもう一歩も動けない!となっては生きて帰れないので、次の対処法を使いましょう。
周りの人を頼る
これで困ったことの98%は解決しました。というのも、仮にその人が求める答えを知らなくても、一緒に調べてくれるケースが大半だからです。
目的地までの行き方だったり、地下鉄の乗り方だったり、オススメのレストランだったり、ネットに載っていないようなことも教えてくれます。
そこで仲良くなって夜飲みに行くなんてことも頻繁にあるので、予定通りの旅に飽きた人にはぴったりですね。
マクドナルド・H&M・スタバに逃げこむ
これは最終手段です。これらの店はFree Wi-fiが通っているので、自分で調べ物ができます。
ヨーロッパ15カ国回ったのですが、これら3つのお店はほぼ100%出会うことができますよ。
特に飲食店の場合は、欲しい情報も得られてお腹も少しは満たせるので一石二鳥ですね。
マックは国によってメニューが大きく変わるので、いろんな国で訪れてみることをオススメします。
ちなみにイタリアのマックではビールが飲めますよ。
Free Wi-fiで良かったこと
そんな不便なFree Wi-fi生活ですが、もちろん得られたものもあります。
①困難を乗り越える力がついた
②ほとんどのアプリが不要だと気がついた
③人の優しさを再認識できた
それではひとつずつ見ていきます。
困難を乗り越える力がついた
今まで旅行に行った時は、当日変なことが起きて失敗しないよう入念に準備を重ね、あとはそれ通りに動くことが多かったです。
失敗した時のカバーが面倒だし、そもそも失敗の二文字が嫌いだったんですね。
その分なんか堅苦しいというか、それ以外の選択肢を取れない息苦しさがありました。
今回のFree Wi-fi生活は限りなく自由ですが、その分失敗の連続です。
声をかけても無視されることだって何度もありました。
深夜0時にスイスの人の気配がない田舎の駅で行き先もわからず一人ぼっちになったこともあります。
ポーランドのバーで1万円ぼったくられたり、スイスで野宿せざるを得ない状況になったりもしました。
でも、そうやって毎回のように失敗して困難が立ちはだかるので、それを乗り越える力がつきました。
乗り越えないと生きて帰れないですからね。
それに、不確実性の高い海外で全てを予測して行動するなんて不可能じゃないですか?
日本でも、普通に生きてたら何かしらの困難が目の前に現れます。そんな時に目を背けずに解決する力は、今回の生活で飛躍的に向上できました。
ほとんどのアプリは不要だと気がついた
日本にいた時に暇さえあればTwitterやらInstagramやらを開いていじっていましたが、オフラインだと全く使いたいと思いませんでした。
つまり、アプリを使っていたのではなく、使わされていたわけです。
自分にとって本当に使いたいアプリかどうかを判断でき、帰国後はスマホをいじる無駄な時間が大幅に減りました。
今使ってるアプリ、本当に必要ですか?
人って優しいと再認識
困っている人を助ける、ヨーロッパではそんな当たり前のことが当たり前に起こっていました。
日本だと面倒ごとから目を背けて、多分助けを必要としてなかったんだとか言って自分を正当化しますが、自分が受けてきた恩を誰かに還元できたらなと感じました。
自分を助けてくれたオランダ人が今度来日して会うことになったので、あの時の感謝の気持ちも伝えようと思います。
まとめ
いかがでしたか?結論として、Free Wi-fiだけでも十分生活できます。
困ったらまず自分で考えて、それでも無理なら周りの手を借りる。そうやっていろんな人と交流ができるのも、スマホを使わない旅の大きな魅力なのかなと思います。
そう思う人はレンタルWIFIかSIMカードのどちらかを選びましょう。
複数の国を回るなら確実にSIMカード、安さと性能を求めるなら確実にWi-Hoのヨーロッパ専用SIMがオススメです。
理由はとしては、
①ヨーロッパ32カ国で利用できる
②5GB/30日間の大容量SIMが3000円台で購入できる
③渡航前に日本で購入できる
④初心者でも分かりやすいマニュアル付き
⑤安心の24時間日本語サポート
これだけの性能でこの価格、控えめに言って優秀すぎます。
詳しくはこの記事で書いてます。参考にしてみてください。