この記事はそんな悩みにお答えします。
4月から始まる新生活で大学生が恐れているもの。そう、それはNHKの集金です。
いきなり家のインターホンが鳴って、
こんな風に言われたら知識がないと焦ってしまいますし、法律を知らない大学生は言われた通りに契約を結びがちです。
本来払う必要のないお金を払うのは非常にもったいないですよね。
そこで今回は、受信料を払わなくても問題ないケースとNHKの集金のオススメの断り方を5つ紹介します。
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そもそもNHK受信料っていくら?【100万円】
NHKの受信料は大きく分けて「地上契約」と「衛星契約」の2つがあります。
「地上契約」とは地上放送(NHKや日テレなど)を見る権利であり、「衛星放送」はそれに加えてBSやCSを見られるようになる権利です。
ただし、多くの一人暮らし大学生が見るのは地上放送だと思うので、その料金を調べてみました。
NHK受信料の窓口によると、地上契約の料金は以下の通りです。
【振り込み式の料金】
1310円(1ヶ月)
【口座引き落としの料金】
1260円(1ヶ月)
直接振り込むよりも口座引き落としの方がほんのわずかですが安くなりますね。
仮に18歳から80歳まで毎月支払い続けた場合トータルで「990,360円」となり、人生をかけてNHKに100万円を支払うことになるわけです。
では次に、受信料を支払わなかった場合どうなるのかを見ていきます。
NHK受信料を払わないとどうなるのか【努力義務】
日本には放送法という法律があり、それの第64条に受信契約および受信料について記されています。
第六四条
1.協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備又はラジオ放送(音声その他の音響を送る放送であつて、テレビジョン放送及び多重放送に該当しないものをいう。第百二十六条第一項において同じ。)若しくは多重放送に限り受信することのできる受信設備のみを設置した者については、この限りでない。
2.協会は、あらかじめ、総務大臣の認可を受けた基準によるのでなければ、前項本文の規定により契約を締結した者から徴収する受信料を免除してはならない。
簡単に言うと、テレビを持っている人はNHKとの契約は義務であり、契約した人には受信料を払う責任が生じるということです。
さらに簡単に言うと、NHKを見る見ないに関わらず、テレビを持っているならばNHKと契約を結ぶ義務があるわけですね。
そう思うかもしれませんが、契約を結ぶ義務があるといえ、契約しなくてもいいんです。なぜなら、「放送法には罰則が存在しないから」です。
信号がないところを斜め横断したり、信号が赤でも小走りで信号無視をするのは本来違反ですが、それを警官が見つけても何も言ってこないのと同じです。
違反に対して罰則もなく努力目標という位置付けでしかありません。完全に善意で成り立っているわけですね。これは絶対に覚えておきましょう。
NHKと契約する→支払う必要がある
NHKと契約しない→支払う必要はない。そもそも罰則がない(これ大事)
契約した場合は支払い義務が発生する【大事】
NHKと契約をしない場合は支払いの義務はありませんが、一度契約を交わしてしまえば受信料を支払わないといけません。
仮にNHKと契約をして受信料の未払いが続いて訴えられた場合は確実にあなたは負けるでしょう。なので、不用意にNHKと契約を結ばないことが大切です。
もちろん、大河ドラマや紅白歌合戦などを見てNHKに普段からお世話になっている人は支払うべきだと思いますが、そうでない人は特別支払う必要がありません。
そう悩む人も多いと思うので、NHKの徴収員にどう言えば契約を拒否できるのかを紹介します。
これから5つ方法を紹介しますが、どのパターンでも必ず「録音」をしましょう。
NHK徴収員の中にはグレーな営業をする人がいるので、録音すると伝えるだけで口調や態度が変わって無理やり契約させてくるのを防げますよ。
【大学生向け】NHK訪問オススメの断り方5選
ここではNHK訪問の際のおすすめの断り方を5つ紹介します。
①居留守を使う
②友人のふりをする
③帰ってくださいと意思表示する
④お金・カードがない
⑤テレビがない
それではひとつずつ見ていきます。
①居留守を使う
断ることがそもそも苦手な人は出ないのが一番です。
NHK以外の業者は、
など名前を名乗ってきたり服装でどの業者なのか判断できます。
しかし、NHKは自分がドアを開けるまで名前を名乗りません。
などと言って極力NHK感を隠して声かけして来ます。なので、迷ったら居留守が一番オススメです。
②友人のふりをする
NHKの徴収員から何かを言われたら
と言いましょう。
と聞かれてもわからない、個人情報なので言いたくないと言えば大抵の場合問題ありません。
もちろん、NHK側もあなたが本人だと分かってはいますが、友人と言われた手前契約することもできずに帰る場合が多いです。
ただし、この方法を使うと今後も家を訪ねてくるので本質的な解決になりません。
一時的に難を逃れることができるのでオススメですし、NHK以外にも勧誘電話などに使える超役に立つフレーズなので覚えておきましょう。
③帰ってくださいと意思表示をする
テレビもなく携帯のワンセグ機能もないと説明をして、帰ってくれと何度言っても帰らない場合。刑法第130条の不退去罪に当てはまります。
不退去罪とは・・・住居などから出ていくように要求を受けたにも関わらず、退去せずにそのまま居座り続けることで罪が成立する犯罪のこと
NHK受信料を支払う義務はないと正当な理由で退去を命じているにも関わらず、しつこく対応する場合は不退去罪が適応されます。
適応されると3年以下の懲役または1万円以下の罰金のため、すぐに帰るでしょう。
④お金・カードがない
そんな風にごまかしておけば、契約書をお渡しするので今度また回収しに来ますね〜とその場をしのぐことができます。
しかし、その後また訪問してくるので根本的な解決になりません。
一番おすすめなのは次に紹介する方法です。
⑤テレビがない
NHKの集金に来ても、テレビもワンセグが映るものも持っていない場合は契約する必要も受信料を払う必要もありません。なので、テレビを持っていないと言い張りましょう。
テレビを持っていたとしてもNHK徴収員は家に上がることができないので、本当にないのかを確認できません。
というのも、そこに住む人が拒否している状態の家に入ると刑法第130条の住居侵入罪が適応されるからです。
基本的にNHKの研修で、どんな理由があっても部屋に入ってはならないと教えられているので、テレビがないと言われたらすぐに帰るはずです。
ただし、まれに
と言ってくる場合があります。
NHKの徴収員は「ナビタン」という契約者情報が登録された端末を持っています。
しかし、それにはどの部屋が契約していてどこがしていないのか、この部屋は居留守が多い、などの情報が登録されています。
なので、電波をキャッチと言っていてもそれは完全な嘘です。カマをかけて、無理にでも契約させようとしてくるので要注意です。
まとめ:NHKの集金は払わなくても問題ない
一度契約をすると今後も支払う義務が生じますが、契約をしていないなら特に支払う必要はありません。
NHKの勧誘を断るための方法は以下の5つ。
①居留守を使う
②友人のふりをする
③帰ってくださいと意思表示する
④お金・カードがない
⑤テレビがない
テレビを持っていなかったりアンテナがない人は、徴収員の口車に乗せられて契約をしないように注意してくださいね。
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