英語講座

大学生のための英語講座 vol3. 英会話のアウトプット実践方法

この記事では、英会話の機会を作って習慣化していく方法をご紹介します。実は私は大学生が英語を学ぶ上で最も引っかかる部分がこの英会話だと思います。英会話の練習を習慣化することが一番ハードルが高いんですよね。

「そんなん皆思ってるよ」とお思いかもしれませんが、世の中に溢れる英語教材やYouTube、ハウツー記事では必ず単語や文法も重視されているんですね。もちろん英語を学ぶ上で単語や文法はとても大切なので必要なのですが、大学生だけは、単語や文法を散々最近まで高校でやってきています。高校を卒業してから何年も何十年も経ってしまっている社会人とはスタートラインの段階で違います。社会人になると「関係代名詞」と聞いても何がなんだか思い出せないという方も多いですから。

悩む人
悩む人
「大学受験でそこそこ英語は使ったけど全然話せない。話せるようになりたいし今の知識も忘れたくない!」

という大学生にこそ、この記事を読んでぜひアウトプットの習慣をつけて欲しいと思います。

毎日のひとり英語タイム

「これができたら苦労しないよ!」と思いますよね。でもこれが基本であり最強の方法なんです。避けては通れません。習慣化するためには毎日欠かさず行うことに付随した時間を英語タイムにすべきでしょう。

例えば「朝起きてから学校に行くまでの行動を全部独り言で英語を話してみる」と決めた場合、「It’s 7:00, wake up. I have to change quickly.What shall I wear today?」のようなことをぶつぶつと唱えてみましょう。このフレーズがぱっと浮かばなくても良いのです。毎日続けていれば「今日はこれを口に出してみよう」「まだ眠いって何て言うのかな」など、少しずつ語彙を増やしていけます。

ここで重要なのは、朝の英会話フレーズを検索すれば膨大な量のフレーズをヒットさせることができるんですよ。それを上から読むこともできますし、印刷して持ち歩くことだって簡単です。でも、まったく何もない状態から口を開いて英語を発してみて始めて「え、何も言えない」となるんですよね。この状態が「外国人に急に話しかけられて何も返せなかった」「海外旅行に行ったけどカタカナ英語でハローしか言えなかった」と同じ状態なわけです。ここから毎日少しずつレベルアップさせていくことで脱却できるようになるんですね。

そして、朝と言いましたが朝は苦手な大学生が多いというのは重々承知です。朝でなくとも、家で食事をする時は準備の前に英語タイム、お風呂の間は英語タイム、夜寝るまでのスマホいじりは英語タイム、などなどどの瞬間でもいいですからなるべく毎日行う行動にくっつけて英語タイムを持つようにしましょう。3日続けられたらそれだけで「昨日やったフレーズがわかる!」という気持ちよさがわかるようになると思います。

1週間に1度の英語タイム

これは結構簡単な方法かと思います。毎日は無理でも土日どちらかならなんとか、という人は多いのではないでしょうか。英語の授業を取っている人であればその予習復習もセットで行えば一石二鳥ですしね。

でも、毎日行う人に対して1/7の速度でしか英会話が上達しません。そして1週間前のことは忘れてしまう人も多いので、先ほど記載したような内容では上達速度が更に落ちます。そして個人的な感覚ですが、「毎日続ける!」と思った人より「毎週やるぞ!」の人の方が三日坊主率が高い気がします。次の月曜日に、と思っていてもすぐ来るんですよね…不思議なことに…

そのため、1週間毎に英語タイムを取り入れていく場合、どうやって習慣化していくのかご紹介します。

オンライン英会話レッスンに課金する

まず手っ取り早いのはお金で自分の決意を買うことですね!お金をかけたからと思うととりあえずその月は続けられると思います。習慣化してしまえばこっちのものですから、「毎週木曜日の夜はオンライン英会話レッスン!飲み会絶対入れない!」と決めてしまいましょう。高ければ高いほど制約になります。

簡単な独り言英会話よりも実際相手がいて会話になりますし、向こうも商売ですからしっかりカリキュラムを持って英語力を伸ばすよう誘導してくれます。1週間に1度でも質の高い時間を過ごせますし、30分や1時間などレッスン時間もある程度確保されるので英語力の伸びは期待できるでしょう。

カフェや公園で英語タイムを設ける

家ではない場所にでかけること、これも重要です。家にいながらできる勉強というのは確かに楽でやりやすいんですが、やりやすいが故に「いつでもできるからまだいいや」という心理が働いてなかなか始められず1日が終わってしまうというパターンになるんですよね。

もし大学の授業に中抜けの時間がある曜日や、わざと中抜けの時間が作れる場合、サークルがない曜日、バイトの時間まで暇な日、などなど隙間時間を家の外で作りましょう。

その時間に毎回カフェに行ければ、そこで思いついた単語を書き出していくセルフディクテーションを行いましょう。ぶつぶつ英語を一人で話せればいいんですが結構恥ずかしいですからね。。

ディクテーションとは本来リスニングの練習で、英語の音声を聞きとって英語で書き起こしていくというかなり高度なリスニング練習法です。これを、自分の心の英語音声でやるわけですね。思いついた単語…そうですね、「I’ll have an iced coffee.」「and may I have a glass of water too?」など、店員さんに発したい言葉を書きとって行ったりとか、周りの様子を英語で表現してみたりとか。想像の中で外国人の友達とカフェに来た気持ちになりながら日常会話を書き出してみたりとか。とにかく英文を自分の中で考えることが英会話の練習になります。これも教材があったら違う勉強になってしまうので一旦閉まっておきましょう。

公園であれば人目を気にせず独り言英会話ができるかもしれませんね。家で毎日やるよりは長めに時間を取るようにしながら習慣にすることで、週に1度でも上達が見えてくるでしょう。

家での毎日の英語タイムよりもこのカフェや公園が良い点は、場所が変わることなんです。気分転換といえばそれまでなんですが、どんなにカタカナ英語しか話せない英語初心者でもニューヨークに降り立ってカフェに入ったら必然的に英語で話そうと努力しますよね。やっぱり留学がとても英語上達に良いのは場所がガラッと変わるからだと思います。

英会話の相手を外国人にできれば最も良いんですが、なかなか環境を作るのは難しいですから、まず場所を変えること。「このカフェに来たら英語脳に切り替えなきゃ」と自然に思えるくらい習慣づけられると素晴らしいですね。

1カ月に1度の英語タイム

さて、毎日から週イチ、と来たら次は月イチです!どんどんハードルが下がっていきますね。月イチ英語タイムなんてほぼ意味ないんじゃないの?と思うでしょう。その通りです。月イチで英語タイムを作るルーティンは、その決めた1日をどっぷり英語に費やすくらいの気持ちで染み込ませないととても英語の勉強にはなりません。「月初めの日は朝から晩まで英語脳でいる!」という気持ちで臨みましょう。給料日前日や給料日当日、月初めや月末、最初の土日…など、忘れないようにキリの良い日に設定します。

起きてから寝るまで英語タイム

これができればかなり勉強になりますね。丸一日を一人で過ごすことに決め、家事や買い物をする日にします。そしてずっと英語で過ごす!料理も英語で、見るテレビも英語、スマホの言語も英語にして、なるべく日本語を家から追い出しましょう。家にあるものを端から指さして単語名と用途を英語で話すだけでかなり大変ですよ。これを実践していきます。

映画のシャドーイングに充てる

丸一日あっても家事をしていればそれなりに時間は潰れてしまいますが、英語脳に切り替えるスイッチとして映画や海外ドラマのシャドーイングをおすすめします。私の場合はミニオンの映画を1日に3周し、ぶつぶつとずっとシャドーイングをしていました。

シャドーイングとは、聞き取ったままにその場で真似して英語を話すことです。音声とほぼ同時に被せて言うようにします。私は字幕がないとできなかったので、ネットフリックスで英語の音声に英語の字幕をつけながらシャドーイングをしていました。英語音声×英語字幕は今はアマゾンプライムでもできると思いますよ。

ミニオンは90分ほどの映画ですが3回見たら4時間半です。半日ですよ~かなり疲れますね。でも勉強になります。(でもミニオンは主人公が訛りのある設定なので一般的に想像されるネイティブ発音と違う箇所もあり、おすすめかと言われるとそうでもないです)

なるべく同じ映画や海外ドラマを見て、内容を覚えてしまうくらいに繰り返す方がおすすめです。シャドーイングに慣れないうちに知らない映画で試すと挫折してしまいますから注意です。

イングリッシュカフェやパブに行く

実際に外国人とお話できる場所に出向いてみましょう。日本人でも、留学帰りの人や仕事で行き来しているような人が英語を忘れていかないようにするために通ってたりもします。もちろん勉強のために通うのも大丈夫ですよ。でもある程度話せないと何もできず終わってしまったり、第一初対面の人と話すなんてとても勇気がいるとか、いろいろと踏み出せない理由はあると思います。ハードルはめちゃくちゃ高いですね。でも月イチでご飯だけここで食べようとか、1人と話せたら帰ろうとか、自分の中で課題を決めて少しずつ慣れていきましょう。

「英会話レッスンとどう違うの?オンラインの方が手軽だし、お金払ってるから行かなきゃって気持ちになるし」という人もいると思います。もちろん英会話レッスンの方が続くし合ってるなと思うなら英会話レッスンに通いましょう、でもその場合は月イチと言わず、前述したように週イチくらいが上達速度としてはいいんじゃないかなと思いますね。

やはり生の外国人とフリートークをするというのは、最終的に目指す「ネイティブ並みにペラペラ英語が話せる」という目標に最も近い練習法です。お金を払って教えてくれる先生はいやな顔もしないでしょうしこちらがどんな話をしても返してくれます。何より聞き取りやすく発音してくれますね、スラングも使わないしくだらない下ネタや暇を潰すような話題も取り扱わないでしょう。でも実際に外国人と話すということは、そういう英会話の先生とじゃできない会話もたくさんありますから、フリートークには大きな価値があります。

実際に、英会話にどれだけ通っていてスラスラと話せても留学に行くと相変わらずどもってしまったという人は多いですよ。日本人同士でも初対面で話すなんて勇気がいることですから、違う言語の人となればもっと勇気が必要で当たり前ですよね。その練習を日本で積める場所があるなんて素晴らしいじゃないですか!例えば、東京・渋谷にある某パブでは8割が外国人ですぐに話しかけられます。通りに面していてオープンなので全然怪しい感じではないですし、ナンパや逆ナンパではなくナチュラルにお客さん全員で盛り上がってる感じですね、コロナの今となっては昔ほどの喧噪はないですが今もお店はありますよ。検索したらすぐ出てくると思うのでぜひ覗いてみてください。

年に数回の英語キャンプ

さて、最後に最もおすすめしたいのが英語漬けのキャンプです!これはソロキャンプでも良いんですが、できれば同じように英会話を上達させたい友人と行くと良いですね。

実はこういった英語縛りキャンプ、オンリーイングリッシュキャンプというのは合宿形式でよく開催されています。ですが、子供向けが多い印象です。大学でも英語学科や英語サークルでは行われているようですがそれらに所属してないと機会はないですね。

ただ、こういうすでに用意されているプログラムに参加せずとも、自分でやってしまえばいいんです。友達とロッジを借りて、ちょっと装備してふらっと一泊して、チェックインからチェックアウトの間は英語しか話しちゃいけない!というルールを守るだけでいい!チェックインまでは普通に日本語で観光して、キャンプサイトに入ってからは英語としたほうが旅も楽しめると思います。

私は実際にこれよくやっていました。ここまで長々と話してきましたが本当にこれが一番英会話上達に効きます!キャンプなんてそれ自体が億劫なのに、と思うかもしれませんが本当です!

英語オンリーキャンプのメリット

まずカフェのくだりで前述したように環境をがらっと変えてしまって英語オンリーにすることがとても意味のあることです。頭が英語脳に切り替わるんですね。切り替わらない人も、3時間程すれば強制的に話したいことを英語で言おうと頭が働くようになります。最初は全然出てこないんですけど強制的になっちゃうんですね。これがいい点です。やはり1日家でだらだらしていて「今日はずーっと英語で独り言言うぞ!」と思ってもなかなか難しいですから。場所を変えるのが一番です。

そして、ただの旅行ではなくキャンプという動作がついてくるのが良いです。友達とホテルの部屋にずっといてたどたどしい英語で世間話するなんて全然楽しくないですし、きっと苦笑いで「えーっと…これは日本語で話していい?食事どうする?」とかになって途中で諦めちゃうと思うんですよね。国内でのオンリー英語旅行は企画したことがないのでわかりませんが容易に想像できます。

キャンプであれば、テントを建てずともなんとなく荷物をほどいて設営をして、火を起こして、肉を焼いたりスープを作ったりして、という動作がかなり増えます。ロッジであっても毛布を出したりテーブルを設置したり色々ありますよね。この動作が、簡単な英語を話す上でとてもやりやすいんです。料理も必然的に凝っていないものになりますから単語も簡単になっていきますからね。

そして何より、良い景色の場所で過ごせばなんでも楽しいし美味しいです。英語オンリーだろうが日本語オンリーだろうがそこは変わらないので、どうせなら英語オンリーで勉強しちゃいましょう!

私の経験からいくと、英語オンリーで一泊した後は一週間ほど「英語ではこう言うのかな」という英語脳が残った状態になります。記事の最初に書いた、毎日英語タイムを設ける習慣に立ち返ることになるんですね。モチベーションが下がってきた時こそ英語オンリーキャンプを開催することで、その前後は必然的に英語脳をよく使うようになります。

そして英語を話していた時間が長ければ長いほど自分の英語の癖や課題に気付くでしょう。「これはa?the?」「of?in?」などの基本的な疑問から、「いつもI~からスタートする文しか浮かばないなあ」「actuaryってつい言っちゃうけどニュアンス合ってるのかな」「相槌が5パターンくらいをループしてしまう」などなど。癖や課題を見つけたら次は改善していけますよね。英語オンリー時間が長ければ長いほどこの気付きは明確になっていきます。

終わりに
と、こんなところでしょうか。短期的なものから長期的なものまで、英会話をアウトプットしていくルーティンをご紹介してみました!どれか実践できそうなものはありましたか?全部を1年間やったら恐らくネイティブ並みにペラペラになれると思いますよ!