飲みすぎた日の次に来る二日酔い。
ズキズキとした頭の痛みやアルコールを想像しただけで襲ってくる吐き気・・・。
今すぐこの瞬間に辛い二日酔いを治したいですよね。
そこで今回は、タイプ別の二日酔い対処法を解説していきます。
即効性のあるものを取り上げるので、今すぐ試して辛い二日酔いとおさらばしちゃいましょう!
あなたはどのタイプの二日酔い?
まず、自分がどのタイプの二日酔いなのか知る必要があります。
というのも、タイプによって最もよく効く対処法が異なるからです。
大きく分けるとタイプは以下の3つ。
①頭痛がひどいタイプ
②体がだるいタイプ
③吐き気がひどいタイプ
二日酔いの原因はアセトアルデヒドと逆流性食道炎です。
①と②は主にアセトアルデヒドが、③は主に逆流性食道炎が原因となっています。
もちろん、それ以外にも原因はあると考えられていますが、今の医学では全ては解明できていません。
まずは自分の二日酔いの原因が何なのかを知っておきましょう。
タイプ別の二日酔い対処法
それでは、タイプ別に二日酔いの対処法を紹介していきます。
即効性のある方法のみを取り上げています。
頭痛がひどい時
頭痛がひどい時は、アセトアルデヒドが主な原因です。
つまり、体内のアセトアルデヒドを一刻も早く薄める、もしくは体内から取り除く必要があります。
最善の策は水分補給をすること。
アルコールには利尿作用があり、体内の水分を取り除いてしまうので、少なくとも二日酔いの時は500mlは飲むようにしましょう。
基本的に量が大事なので、種類は何でも構いません。
ただし、水だと飲みにくいといった場合は、スポーツドリンクで代用しても問題ありません。
また、血管の拡張も頭痛の原因なので、血管収縮作用のあるカフェインを含むコーヒーやお茶でも構いません。
もちろん飲みすぎると胃液の逆流を招くのでゆっくり時間をかけてたくさん飲んでくださいね。
基本は水分補給で治るケースが多く、市販の薬は副作用で胃の粘膜を刺激するのであまりオススメはできません。
体がだるい時
体がだるい時も頭痛と同様にアセトアルデヒドが原因だと考えられます。
体の調子を整えるためにも栄養補給が大切ですが、二日酔いが辛い時は無理に食事を取らずに水分補給をして安静にしましょう。
また、糖分不足によっても体のだるさは起こるので、真水よりも糖分が入っているスポーツドリンクを飲むことがオススメです。
吐き気がひどい時
二日酔いで吐き気を感じる時は、逆流性食道炎が原因だと考えられます。
そんな時は胃薬を飲むようにしましょう。
というのも、アルコール摂取によって胃の粘膜が弱り、過度に分泌された胃酸にやられて不快な症状が起こりやすいからです。
大事なのは胃の粘膜を強くして胃酸の分泌を抑えること。
なので、胃酸の分泌を抑える制酸薬がおすすめです。
荒れた胃粘膜を修復し、胃酸分泌を抑えます。
二日酔いにも効用があって知名度もあるのはエーザイが発売したサクロンです。
CMでも有名なセルベールとの姉妹商品であり、二日酔いにはよく効きます。胃の粘膜は自分ではどうにもできないので、薬の力を頼りましょう。
加えて、二日酔いの時に食事をとる場合は、胃の粘膜に刺激を与えるような脂っこいものや辛いものをなるべき避けて、日本食のようなあっさりした食事をとるようにしましょう。
それでも治らない場合は
それでもなかなか治らない、もっと早く治したい場合は病院を受診して治療を受けましょう。
治療といっても、点滴をして血管内に水分や糖分を注入するだけなので、非常にシンプルです。
口から水分補給をすると体内に吸収されない部分が出てきますが、直接血管内に取り入れることで血中アセトアルデヒド濃度が効率よく下がって、症状の早期改善が期待できますよ。
試験や仕事などの大事なときは、病院に行って治療を受けるのがオススメです。
絶対にやってはいけないこと
二日酔いの時に絶対にやってはいけないことが2つあります。
①お風呂で汗をかく
②迎え酒をする
お風呂で汗をかくとアルコールが排出されて二日酔いが早く治るという迷信がありますが、完全に見当はずれです。
入浴をして大量の汗をかくと脱水症状が進み、血管も拡張するので余計に頭痛や吐き気が悪化します。
二日酔いでサウナに入って脱水症状によって心筋梗塞を起こし、亡くなった方もいるそうです。
なので、汗をかかないぬるま湯にする、もしくはシャワーで済ませるといった方法をとりましょう。
どちらにしても水分補給を忘れないでくださいね。
そして、二日酔いの時にさらにお酒を飲む迎え酒もやめましょう。
アルコールは一種の麻酔作用があるので、一時的には気分が楽になるかもしれませんが、あくまで一時的なものです。
負のループでどんどん気分が悪くなるので、絶対に迎え酒はやめましょう。
まとめ
いかがでしたか?二日酔いには3つタイプがあり、
①頭痛がひどいタイプ
②体がだるいタイプ
③吐き気がひどいタイプ
①と②に関しては500mlほどの水分をとること、③に関しては胃酸の分泌を抑える制酸薬を飲むようにし、汗をかくような運動や入浴を控えるようにしましょう。
二日酔いは事前の準備でほとんど予防できるので、この記事を参考にぜひ取り組んでみてください。