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【受験勉強】”良い伸び悩み”と”悪い伸び悩み”の見分け方【これで成績アップ】

 

受験生
受験生
成績が伸び悩んでいてこのままだと合格できないし、このままでいいのかな?何か対策教えて欲しい!

この記事はそんな悩みにお答えします。

長いようで短い大学受験。勉強しても勉強しても成績が伸びない。そんな悩みを抱えていませんか?

そもそも論ですが、成績が伸び悩むのは良い傾向なんです。成績が急激に伸びる人は、伸びる直前に一度成績が下がります。逆に、成績が伸び悩んで一向に上がらない人もいます。

そこで今回は、いい伸び悩みと悪い伸び悩みを見分けるポイントと、悪い伸び悩みに当てはまる人に向けて五つの対処法を紹介します。

伸び悩みの時期を乗り越えて、最短最速で成績を上げていきましょう!

こんな人にオススメ

・最近成績が伸び悩んで困っている人

・伸び悩みの時にどうやって対処すれば良いのか知りたい人

・成績を一刻も早く伸ばしたい人

 

そもそも成績が伸びない=正しいってどういう意味?

意外かもしれませんが、成績が伸びる前に一度伸び悩む時期があるんです。下の図で解説していきます。

この円の中が定着した知識で、円周が勉強で新たに蓄積した知識です。簡単に言うと、受験勉強はこの円を大きくする作業です。

日頃の勉強で新しい知識をどんどん詰め込んで、矢印の部分である円周の縁を太くしていくわけです。

その分、一時的にあやふやな部分の割合が増えます。なので、一生懸命勉強した直後はあやふやな知識が邪魔をして、成績が伸びないんです。

ただし時間とともに演習の部分の知識が定着して演習が薄くなるので、知らない知識の割合が減って、点数が遅れて伸びていくわけですね。

受験生
受験生
でも、そしたらみんな成績がぐんぐん伸びるはずじゃない?

実は、伸び悩みには2種類あるんです。成績が上がる”良い”伸び悩みと、ずっと停滞する”悪い”伸び悩みです。

この2つにはどんな違いがあるのでしょうか?

 

良い伸び悩みと悪い伸び悩みの見分け方

いい伸び悩みには一つの特徴があります。

それは、時間をかければ問題を解くことができるというものです。というのも、知識が多いうちは処理スピードが遅く、時間がかかってしまいますが、練習に慣れていけばそれが改善できるからです。

逆に、どれだけ時間をかけても公式や知識を思い出せない場合は、悪い伸び悩みかもしれません。なので、自分の点数が伸び悩んでいる原因が何なのか一度考えてみてください。

もし、時間をかければ点数が上がるのならばそれはいい伸び悩みの可能性が高いです。

 

悪い伸び悩みの時の5つの対処法

ここでは、そんな悪い伸び悩みの時にするべき5つの対処法を紹介します。

これをするのとしないとでは合否が大きく分かれるので、ぜひ取り組んで下さい。

①自分のレベルにあった参考書を使う

②基礎を完璧にしてからをやめる

③解答を見て満足しない

④復習にかける時間を増やす

⑤一度スケジュールを立て直す

それではひとつずつ見ていきます。

 

自分のレベルにあった参考書を使う

まず最初に自分のレベルに合った参考書を使いましょう。というのも、自分が理解できない難易度の参考書を使っても、一向に賢くならないからです。

どの問題を見てもわからなくて、毎回解答を読んで暗記する。そんな勉強していても絶対に成績は上がりません。

目安としては、問題の7~8割理解できない場合は他の参考書を検討しましょう。もちろん簡単すぎても実力がつかず、変な自信を持つことにつながるので気をつけてください。

正しい参考書の選び方はこちらの記事を参考にしてみてください。



”基礎を完璧にしてから”をやめる

基礎を完璧にしてから練習に進むという姿勢もやめましょう。というのも、それだと演習に回す時間が足りなくなり、アウトプット力が身につかないからです。

基礎ができていなくて失敗するのが怖いそう思う気持ちはよくわかりますが、入試で出ないような簡単な問題ばかり解き続けても意味がありません。

入試では応用力が試されます。いつまでも基礎ばかりやっていても、伸び悩むのは当然の話です。

もちろん基礎の土台がないうちに演習を積んでも意味がありません。全体のうち7割くらいの基礎問題がスラスラ解けるようになったら難易度を上げて応用力を鍛えていきましょう。

 

解答をみて満足しない

失敗する受験生によくあるのですが、解答を見て満足するのはやめましょう。というのも、人は失敗をしないと学習しないからです。

よく問題集を解いていて、解答を見た時に

受験生
受験生
なんだこの公式見たことあるして解けそうだな

なんて考えていませんか?解答を見て理解する=解けるではありません。解答を見ずに、自分の力で論理を組み立てて解ききれるかどうかがカギです。

もちろん解答なしで3時間も4時間も悩み続けては前に進めません。目安としては15分間考えてみてもわからない場合、答えを読みましょう。

すぐに解答を見ずに考える力を養うことで、悪い伸び悩みを解決できますよ。

 

復習にかける時間を増やす

成績が伸び悩む受験生は復習を甘く見ています。

急激に成績を伸ばすためには、効率の良い復習をする必要があります。というのも、復習をしないと知識が定着しないからです。

受験生は新しい分野新しい問題を解いて、自分が賢くなった気になりますが、それは全く違います。

新しい知識を見て知っただけで、それを自分で活用することはできません。活用できないということは入試で応用できないというわけです。

なので、定期的に復習をしてその知識を自分のものにしてください。それが出来ないと今後一生成績が伸び続ける可能性が高いです。

 

一度スケジュールを立て直す

ここまでを踏まえて一度スケジュールを立て直しましょう。というのも、綿密な計画がなければ、受験での成功はありえないからです。

具体的には上の4つの対処法に取り組んで下さい。参考書があっているかどうか、基礎を追い求めすぎていないかどうか、解答を見るだけで終わってないか等を確認しましょう。

夏休みで遅れをとって、いまだに成績が伸び悩んでいる人は、この記事を参考にしてみてください。



まとめ

いかがでしたか?

“良い”伸び悩みの場合は、成績が伸びる前に一度停滞期が訪れるので安心してください。

逆に“悪い”伸び悩みの場合、以下の5つの対処法に取り組んでみてください。

①自分のレベルにあった参考書を使う

②基礎を完璧にしてからをやめる

③解答を見て満足しない

④復習にかける時間を増やす

⑤一度スケジュールを立て直す

3週間もあれば、停滞していた成績に変化が訪れます。なので、それだけの期間でもいいので、辛抱強く勉強していきましょう。

勉強が辛いと感じている受験生はこちらの記事を参考にしてみてください。