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FP3級・FP2級は大学生のうちに取るべき資格!一生使えて就活も有利

FP3級・FP2級は大学生のうちに取るべき資格!一生使えて就活も有利

今現役大学生の皆さんは、これまで「将来のために資格を取った方がいいかな?」と思ったことはないでしょうか。そんな大学生向けに、FP資格をご紹介します。

FPとはファイナンシャルプランナーの略で、人生に必要なお金の計画を立てる専門家のこと。

FP資格は勉強がそこまで難しくない上に、お金についてあらゆる内容を幅広く学べるため実益も非常に大きいです。

そしてFPの知識が就活に役立つ業界も多いです。金融業界などのお金に関わる職であればもちろん重宝されますし、保険・銀行・公務員・介護福祉業界などなど様々な分野でFPの知識が必要とされています。

もし全くFPの知識を必要としない職種であっても、一般常識として身につけておきたいFPの内容をしっかり理解している大学生というのはそれだけで魅力的です。お金や法律について消極的な姿勢を取らず積極的に学んだ証拠になりますからね。

そのため、大学生はぜひFP資格に挑戦してみてください!FPについてとFP資格について、詳しくご説明していきます。

ファイナンシャル・プランナーって?

前述したように、FPはファイナンシャル・プランナーのこと。ファイナンシャル・プランナーはお金の専門家です。

もっと詳しく言うと、FPはお金について聞きたい相談者から相談を受け、アドバイスをし、お金まわりの人生計画を立ててあげる設計者です。

「老後は2000万円必要」「子供1人育てるのに4000万円かかる」などなど、いろんなお金の話を耳にすることがあると思います。

でもそれって一般論であり、あなたが必要とする金額じゃないかもしれないですよね。

老後は2000万円と言わず1億取っておいて、優雅に高級老人ホームで暮らしたいと思うかもしれません。子供を産んでも教育費はあまりかけず、大学は奨学金で行かせようと思っているから4000万円も必要なく2000万くらいで足りるかもしれません。

人生のどのタイミングでどのくらいお金がかかるのかは、その人のライフスタイルや価値観に大きく左右されます。そして次に、そのお金の払い方が実際にできるのかどうかという経済環境・家族状況・現状の負債や保険などなども加味する必要がありますね。

こういった問題を複合的に判断しながら人生のお金の設計をしてくれるのがFPです。

大学生には想像しにくい「人生設計」

今大学生の皆さんは「人生のお金の設計」と聞いてもピンと来ないかもしれません。まだ結婚もしていないのに何もわからないと思うかもしれませんね。でも、全く不安がないわけではないはずです。

なんとなく「月数万は将来のために貯金しておいた方がいいのかなあ」とか「どのくらいの手取りの就職先だと生活が苦しくなっちゃうんだろう」とか、どうしたらいいのかわからない不安というのはあるはずです。

社会人になり、大人になっても同じこと。結婚や出産などライフイベントがあるたびに「お金をこうしておいた方がいいのかな」「どのくらい具体的に必要なのかわからなくて怖い」と多くの人が思います。今の皆さんの不安と同じなんですね。

こういった不安を取り除くのがFPの役目です。そのため、FPの資格を有していればすでに自分の頭の中でこれらは常に解決できてしまうということなんですね。

普通の人が「FPにまずは相談して不安を聞いてもらおう!」となるところ、自分の知識だけで解決できてしまう。これがFP資格を持っている人の強味です。

ファイナンシャル・プランナーが対応するテーマ

FPが対応するテーマは、具体的に以下です。現時点で「全部知ってる、全部詳しいよ!」という大学生はまずいないのではないでしょうか。そして漠然と「大人になったら知っておかなきゃいけない知識なんだろうな」ということもわかると思います。

1.家計の管理(日々の家計管理や、将来のための貯蓄方法など)

2.老後の生活設計(老後の生活資金の準備方法など)

3.教育資金(教育資金の準備方法、奨学金の活用など)

4.年金・社会保険(公的年金制度の仕組み、社会保障制度の仕組みなど)

5.住宅資金(住宅ローンの借り方、繰り上げ返済と借り換え方法など)

6.資産運用(退職金の運用方法、投資信託などの金融商品についてなど)

7.税制(医療費控除や配偶者控除の仕組み、所得税についてなど)

8.保険(保険の仕組み、死亡保障や医療保障の考え方など)

9.介護・医療費(介護費用の準備方法、介護保険制度の仕組みなど)

10.相続・贈与(遺言や相続に関する準備方法、資金贈与の方法など)

興味のある分野はありますか?FPの勉強に取り組んでこれが全部「わかる!」と言えるようになります。そうすると、非常に人生が生きやすくなりますよ。そして損をしなくなります。

ファイナンシャル・プランナー3級試験について

FPのことがわかってきたところで、FP試験についてもみていきましょう。今回は、大学生が受験圏内と思われる3級についてお話しますね。

試験内容

試験内容は、筆記の「学科試験」と「実技試験」の2種類どちらも受ける必要があります。

万が一どちらか一方を落としてしまった場合には、次のチャレンジで落ちた方だけを受験しても大丈夫です。そしてどちらを先に合格しても大丈夫です。

合格基準点

FP3級の合格基準点は、60点以上です。受験者全員が60点以上正答していた場合、受験者全員が合格となります。

FP3級の実施機関

FP3級はどこに行けば受けられるのかというと、実施機関があるんですね。FP3級の試験を提供しているのは以下の2つの実施機関です。

・きんざい(一般社団法人金融財政事情研究会)

・FP協会(NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会)

どちらで合格してもFP3級としては同じ資格です。どちらも学科試験は同じなのですが、実技試験がそれぞれ異なるので自分の受けやすい方の機関で受けましょう。

学科試験の内容

学科試験は以下の6つの科目から出題されます。

・ライフプランニングと資金計画(年金や将来の資産管理について)

・リスク管理(保険の種類や自分に合った保険の選び方について)

・金融資産管理(株式投資の基礎知識や企業選定方法について)

・タックスプランニング(税金の種類について)

・不動産(不動産価値の計算方法や投資方法について)

・相続・事業継承(相続性や節税方法について)

これらを網羅的に勉強する必要がありますが、広く浅くで大丈夫です。マークシート式ですし、合格率も比較的高いですよ。

FP3級の合格率

FP3級の合格率は、例年学科試験も実技試験も85%前後です。70%台の年もありますが、70%台後半に留まっています。

そのため、約8割が受かる試験だと思ってよいでしょう。

就活を有利に進めたい大学生はFP2級

今大学生の皆さんには、ぜひFP2級まで目指して欲しいです!

3級は合格率も高いですし、そこまで周りに抜きんでて評価されるということもないです。ただFPの勉強自体に意味があるので取得は強くおすすめしますが、就活で使いたいのであれば2級までチャレンジしてみてください。

合格率が30%前後とガクッと下がるので結構難しい試験ではあります。通信教育を使って費用を掛けながら受ける人も多いですね。

2級が確実に就活に効く業界にいる場合はお金をかけてでもチャレンジした方がよいでしょう。

そこまでじゃないという方は、まずは3級を取得してみて、勉強が楽しく感じられるようでしたらぜひ2級も見てみてください。