3月になって受験シーズンが終わりを迎えると、浪人を決めた生徒からよく質問が来ます。
まず、浪人生活が大変かどうかはこの記事にまとめているので1回読んでみましょう。
僕も一年間浪人していたので、そのときの体験を赤裸々に語っています。
浪人について具体的なイメージがつかめるはずです。
さて、それでもなお浪人をすると決意した人、昔の僕のように現役時代全落ちで浪人せざるを得ない人に向けて今回は記事を書いていきます。
テーマはずばり「有意義な浪人生活を送るために知っておくべき7つのこと」
せっかく一年間浪人するなら、その時間を意味のあるものにすべきです。
僕自身、浪人時代を有意義に過ごせて大学生活も自分で言うのもなんですがエンジョイできています。
詳しいことはプロフィール読んでみてください。
何かの縁で、数ある受験情報の中からこのブログを読んでいるあなたにもどうせなら有意義な時間を過ごして欲しいと思っているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
・浪人生活に希望が持てない人
・浪人=人生終わりと思っている人
・この1年を意味あるものにしたい人
有意義な浪人生活を送るために
浪人生活をより意味のある有意義なものにするために、絶対に知っておくべき7つの知識を紹介します。
①悲しんでいるだけでは合格できない
合格発表の日。
掲示板を見て自分の番号がなかった時、自分が志望した大学が不合格になり、ひどく落ち込んだと思います。
友達は合格して、ツイッターに合格の気持ちをツイートしていて、それを見てさらに自分が情けなくなる。
#春から〇〇大なんてもう見たくない。
そうやって浪人が決まった直後は何もやる気が起きずに、家でゴロゴロする日が続くと思います。
しかし、そうやって浪人が決まっても特に勉強しない人は、次の年も成功する確率は低いです。
でもそれ高3の4月に同じようなことを言っていませんでしたか?
で、結果はどうでした?
それで合格したのなら何にも問題はないのですが、結果不合格なわけです。
つまり、同じ考え方をしていると1年後また痛い目を見るわけです。
だから、受験に失敗して辛いと感じる気持ちは痛いほどわかりますが、大切なのはすぐに勉強をリスタートすること。
3月・4月の地道な勉強が絶対に来年花咲きます。これは間違いないです。
だから、まずは少しずつ勉強を再開していきましょう。
②依存からの卒業、孤独への入学
浪人生活は孤独です。
高校のようにクラスという単位があって色々なイベントを楽しむ、そんなキラキラした世界ではありません。
団体行動はほぼ消滅すると言っても過言ではありません。
だからこそ浪人生は孤独に強くなります。
当時の僕もそうやって思っていたのですが、孤独と依存は表裏一体で、孤独に耐えきれない人に限って、友達などに依存しがちです。
依存をするというのは、その人がいないと何もできない、そういったおんぶにだっこの状態です。
もちろん、人の協力を得て行動するのはいいことですが、全てを依存してしまっては自分の力が全く伸びません。
こうなると、誰かに助けてもらわないと生きていけない現代っ子が完成します。
自分の人生を生きているようで、実は他人に人生の主導権を握られて生かされているだけの操り人形になる可能性があります。
だからこそ、自分で人生を切り開くためにも孤独を受け入れること。
松岡修造さんも孤独を愛するという本を執筆しています。
僕の浪人中の辛いメンタルを支えられた心強い一冊です。
③山頂への道はたくさんある
受験は、自分の人生のゴールに向かう1つの手段です。
社長になりたいから経済学部に行く、留学したいから外国語学部に行く、そんな風にゴールがあって初めて大学という手段が役立ちます。
でも自分のゴール、言い換えれば自分の夢につながる道は本来たくさんあります。
山頂は1つしかありませんが、その登り方は無限に種類があります。
この大学しか道がない!と浪人時期は視野が狭くなりやすいので、本当にそうか?と自分の胸に聞いてみましょう。
でないと、夢を叶える手段であるはずの大学が、いつしか目的になってしまいます。
そうなると大学合格と同時に目的が達成されて燃え尽き症候群になり、死んだように大学生活を送る可能性が高いです(こういう人を何人も見てきました)
なので、時間があって自分と向き合うことが多い浪人時期こそ、今進むべき道が本当に正しいのか検討してみましょう。
そうすることで、より有意義な浪人生活、さらには人生を送れます。
④朝起きる時間だけは注意する
浪人生にとって1番大切なのは生活リズムです。
予備校に通っている人はまだ授業があるので朝起きやすいですが、それにしても高校時代と比べて生活リズムは乱れやすいです。
だからこそ、朝起きる時間を徹底して変えないこと。
物理で習いますが、止まっている物体を動かす時が一番摩擦力がかかって動かしにくいです。
それだけ朝起きるのはエネルギーを使いますが、ちゃんと起きれさえすれば1日が有意義に使えます。
逆に、スヌーズ機能でを使ったりして朝ダラダラすると、自分にどんどん甘くなり、結果的に午前中を無駄に過ごしてしまいます。
そうした気持ちは夕方も夜も続くので、結局よく分からない1日を過ごしてしまいます。
この記事でも紹介していますが、時間のある土日に限って勉強に集中できない理由こそ、起きる時間がずれるからです。
なので、日光を浴びたり顔を洗ったりしてまずは無理矢理でもいいから目覚めること。
充実した1日が積み重なって1ヶ月になり、さらには1年になります。
そう、合否の鍵は普段の生活リズムなんです。
⑤泣きたい時は恥ずかしがらずに泣く
受験で失敗したり、浪人中に勉強しても成績が上がらなかったりして辛い時。
そんな時は思い切って泣きましょう。人にみられたくなかったらベットの中がオススメです。
いいだけ泣いたら意外なことにスッキリするはずです。
今まで抱えていた重たい・嫌な感情が消えて、フッと心が軽くなります。
女性の方がたくさん泣くので、失恋の時に立ち直るのが早いそうです。それくらい泣くことって意味があるんですね。
泣くなんてダサい!男子はそうやって思う人もいるかもしれませんが、ずっと溜め込んでおくといつか爆発します。爆発してからだと遅いです。
なので、自分の感情に素直になって、泣きたい時は泣くこと。
泣くのは全く恥ずかしいことじゃないですよ。
⑥自分の好きな名言を目に見えるところに貼る
浪人生活はやはりメンタル的に辛い場面が多く訪れます。
模試で結果が出ないとき、高校時代の友達が大学で楽しんでいる様子をSNSで見たとき、自分の職業が無職だと気が付いたとき。
そんな辛い場面が続くと勉強のモチベーションが低下しやすいですが、そんな時に役に立つのが名言です。
お金もかからないし、特に手間もかかりません。
自分が好きな名言はこの記事を参考にして見つけてみましょう。
僕も浪人中支えになった言葉を多く掲載しています。
人間ほおっておくとだらける方向に力が働きます。
なので、あえて目に見えるところにやる気が出る名言を貼ることで、モチベーションの維持に役立てましょう。
勉強机の壁だったりトイレだったり、日常生活で目に触れる機会が多い場所に貼るのがオススメです。
頑張る自分を奮い立たせるのも自分なんです。
⑦浪人時代=下積み時代
TVに出ている芸能人のほとんどが下積み時代を経験しています。
有村架純さんも上京してきて初めの三年間はオーディションに合格できない日が続き、トータルで100回以上落選したそうです。
ムロツヨシさんも役者を目指してから15年間も日の目も浴びずに下積み時代を過ごしたそうです。
現在お二人とも芸能界で活躍していて、キラキラした部分が目に止まります。
でも、そんな人たちでさえ下積み時代という地味でみすぼらしい時代があったんです。
最初からキラキラしていたわけではありません。
アゲハチョウのように美しい人生を送っているように見えても、その前段階ではさなぎのように地味な下積み時代を経験しています。
浪人時代はいわば下積み時代、さなぎです。
派手なイベントは一切なく、毎日毎日同じことの繰り返しで、周りからは死んでいるかのように見える生活が続きます。
そんな地味で仕方のない浪人時代を必死に耐えて乗り切るからこそ、試験で合格してキラキラした大学生活を送ることができます。
今辛いと感じている人は、着実に合格へと進んでいる証拠です。
地味でみすぼらしい日々があるからこそ、派手で楽しい日々を手に入れることができるんです。
まとめ
有意義な浪人生活を過ごすためにも、まずは弱い自分と向き合おう
浪人しても自分と向き合うことをせず、塾や予備校頼みの受動的な人は1年経っても同じ結果の可能性が高いです。
自分と向き合って、自分のモチベーションをちゃんと管理することで、意味のある浪人時代を過ごすことができ、大学合格という輝かしい結果を手に入れることができます。
生活が地味なのはちゃんと受け入れて、コツコツと勉強していきましょう。