この記事はそんな悩みにお答えします。
日々生活する上で対人スキルは大事になるのですが、SNSの普及によってそのスキルの低下が著しいです。人とうまく話せない、会話がいつも盛り上がらない、そんな悩みを抱える人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、コミュニケーション能力が高い人の頭の中がどうなっているのかを解説します。
僕はコミュ力がかなり高い方で、英語がほぼ話せなくても外資系企業に内定をもらえたり、ヨーロッパに行っても会話に困らなかったり、あとは格別かっこよくなくても異性からありがたい声をかけてもらえます。
それもこれも全てコミュ力のおかげだと思っているので、みなさんが参考になる部分があれば幸いです。
コミュニケーション能力を定義
まず、コミュニケーション能力という単語を明確に定義していきましょう。というのも、コミュ力を構成する要素が明確でないと対策しようがないからです。
コミュ力は以下の3つの段階から構成されていると僕は考えます。
①話を聞く力
②話の先を見通す力
③そこに向かって話を進める力
よくコミュニケーションはキャッチボールだ!と言われますが、それに置き換えて考えるとより分かりやすいです。
①相手からボールを受け取る力
②どこに投げれば相手が取りやすいか判断する力
③その場所にボールを投げる力
勘のいい人は気がついたかもしれませんが、コミュ力が高い人ほど自分主体で会話を進めません。基本的に話を聞く側に回って、相手が望む結末まで誘導しているのです。
そうすると、話している側の人は気分よく話すことができ、あなたと喋ると何だか楽しいと感じ、あなたという人間=コミュ力が高いと認定されるのです。
コミュ力の本質はこれなので、ここだけは忘れずに覚えておきましょう。
コミュ力高い人の頭の中はこうなっている
コミュ力を定義したところで、次にコミュ力の高い人の頭の中を解説します。普段何を考えて話しているのか参考にしてみてください。
様々な分野のインプットをする
これは会話をする前の下準備です。コミュ力の定義の①で話を聞く力を紹介しましたが、これは単なる相槌する力ではなく、話のテーマの周辺知識を蓄えることを意味します。
相槌をするだけだったら、別に会話をする相手はあなた以外でもいいですし、そうなるとあなた=One of themとなって印象が薄れてしまいます。
どんなテーマで話しても、
と言われたらさすがにその人と話したいとは思いませんよね。なので、コミュ力を上げたいならなるべく幅広いジャンルの知識をストックする必要があります。
相手の話がどこに帰着するのか推測しながら聞く
さて、いよいよ会話をするときのケースを見ていきます。コミュ力が高い人は、相手が何を言おうとしてこの会話を始めたのかを推測しています。やはりゴールが見えている方が対応しやすく、次の発言も出やすいからです。
先ほどのコミュ力の定義でいうと②にあたります。例えば、飲食のバイト先の女の子にこんな話をふられたとき。
この瞬間に想定される話の結論は以下の3つ。
①今度一緒に食べに行こう系
②そっちのアルバイト始めてみようかな系
③博多ラーメン・もしくは博多にまつわる話
こうやって結論が予測できると、次に自分がどんな会話を繰り広げればいいのか準備する時間が生まれます。
特に女性は話が脱線して長くなりやすいので、コミュ力が高い人は適度に合いの手を入れて結論に向かわせつつ、次に話す内容を考えいるのです。
コミュ力を上げたいなら、会話の帰着点がどこなのかを心がけましょう。
相手がどういった話し方を好むのか判断する
伝え方もかなり配慮する必要があります。なぜなら、人によって理解しやすい話の順序が違うからです。
例えば、問題解決能力が優れているので多くの男性は結論から伝えられることを好みます。逆に、共感能力が優れているので多くの女性はまずは共感して、最後に結論を伝えられることを好みます。
もちろん人によって差はありますが、相手がどんな話し方をすると円滑に進むのかをコミュ力が高い人は伝え方を常に意識しています。
コミュ力が高いと役立つこと
コミュ力が高くなると、いろんな場面で役に立ちます。今までの人生で特に役に立ったなと感じるのはこの3つ。
①就活で無双できる
②異性からモテるようになる
③外国人とのやりとりもスムーズに
それではひとつずつ見ていきます。
就活で無双できる
結論、コミュ力あれば就活無双できます。なぜなら、ほとんどの会社がTOEICの点数や出身大学ではなく、コミュニケーション能力で採用を決めているからです。
僕は英語もほぼ話せず東大や京大といった一流大学のライバルがいる中で、コミュ力だけで倍率100倍の外資系コンサルから内定をもらえました。やはり、面接官がしてきた質問の意図を正確に理解して、そこに向かって取りやすいボールを投げることができたのが要因だと思います。
面接官も人なので、会話していて楽しいというだけで簡単に差別化することができます。
異性からモテるようになる
対人スキルがあるとやはり異性からモテるようになります。というのも、周りの男子と簡単に差別化できるからです。
自分をオープンにして過去の経験をお互い共有し、親近感を抱いてもらえれば確実にOne of themのモブ男子から抜け出すことができます。
もちろん、コミュ力以外にも大切な要素はありますが、後天的に鍛えることができるコミュ力が一番コスパいいです。いかに周りの男子と差別化できるかが鍵です。
外国人とのやり取りもスムーズに
ヨーロッパに3ヶ月行ったのですが、英語が聞き取れないことがしばしば。しかし、話の流れから相手が言おうとする結論はざっくりと理解できたので、会話には全く困りませんでした。
この話の展開なら、たぶん次はこんな意見を言うだろう、そう思うと全ての単語が聞き取れなくてもコミュニケーションを取ることができます。
会話の構造化ができれば外国人ともスムーズにやりとりできますよ。
今日から使えるテクニック
では最後に、コミュ力を上げるためのテクニックを3つ紹介します。話の中でこれらを意識するだけで、周りからコミュ力が高いと言われますよ。
①相手の口調をまねる
②当たり障りのないことを言わない
③自分をオープンにする
それではひとつずつ見ていきます。
相手の口調などをまねる
人は、自分と似たタイプの人に親近感を感じる傾向にあります。同じ出身地だったり好きなスポーツが同じだったりすると、何だか仲良くなれそうかも?とか思いますよね。
それと同じで、会話の時も相手がよく使う単語や仕草を真似すると、間接的に親近感を伝えることができます。
例えば、相手がお水を飲んだ3秒後に自分も水を飲んだり、会話の間の取り方だったりを真似するなどがあげられます。これは心理学の用語でミラーリングと呼ばれる手法なので、学術的にも信頼のあるテクニックです。
敵対視されないように、まずは相手の口癖などをさりげなくまねてみましょう。
当たり障りのないことを言わない
コミュ力を上げたいのなら、当たり障りのないことを言ってはいけません。周りと同じことを言っても印象に残らないからです。
可愛い女の子に可愛いという人がいますが、女の子側からすると今まで言われ慣れていてなんの新鮮さもありません。もちろん、それで喜ぶ人もいるかもしれませんが、インパクトを残すという点では逆効果です。
なので、その人が普段言われ慣れてなさそうなことを伝えましょう。
例えば、普段明るい人に対して、いつも明るく振舞ってるけど実はおとなしいタイプじゃない?と伝えると効果抜群です。
基本的に人は自分の弱い部分を隠そうとして性格が形成されるので、みんなの前で明るく振る舞っている人は普段はおとなしい傾向にあるからです。そうやってインパクトを残すと、自分のことをよく見てくれていると感じて喜んでくれます。
自分をオープンにする
あくまで会話の主役は相手ですが、相手が話しやすい環境は自分が用意する必要があります。なので、自分から笑える失敗談などを積極的に話すことで、
と、安心して話してくれるようになります。学生時代に失敗した話や、昔付き合ってた恋人に見事にフラれた話など、引かれない程度に話していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
コミュ力は以下の3つの要素から成り立っています。
①話を聞く力
②話の先を見通す力
③そこに向かって話を進める力
普段の会話の中で意識すべきポイントは、
①相手の口調をまねる
②当たり障りのないことを言わない
③自分をオープンにする
これでコミュ力を上げて、就活や恋愛、その他多くの対人関係に役立ててほしいと思います!