この記事はそんな悩みにお答えします。
大学入学共通テストが近づくにつれ、特に現役生は時間が足りなくて、このままだと間に合わないのではないかと不安に感じる人も多いはず。
日に日に焦りが強くなり、毎日が行き苦しかったのを今でも覚えています。ただし、そうやって不安な気持ちでただ焦っても状況は変わりません。
なので、受験勉強で間に合わないと感じる人向けに今後取るべき選択肢と効率よく偏差値を上げる方法を解説していきます。
・成績が伸びなくて焦り始めた人
・焦る時にどんな行動をとればいいのか知りたい人
・効率よく偏差値を上げる方法を知りたい人
受験に間に合わないと焦る人の共通点
まず、入試まで間に合わないと焦るのはどんなときでしょうか?焦る人には3つの共通点があります。
①模試の判定が上がらない
②入試範囲の勉強が終わらない
③今後のスケジュールが読めない
それではひとつずつ見ていきます。
模試の判定が上がらない
まず何よりも焦るのがこれ。受験生になってからたくさん模試を受けたのに、第一志望の判定がずっと上がらない場合です。
勉強した分だけ目に見える結果が出れば、モチベーションも上がっていいリズムで受験勉強に取り組むことができます。
しかし、どれだけ勉強をしても成績が変わらない場合、今までやってきた勉強法が間違っていたのではないか、このまま勉強を続けても意味がないのではないか、と不安に感じてしまいます。
もちろん、すぐに判定が上がるわけではないですが、数ヶ月という長い期間でみて判定が上がらない場合、何か勉強法が間違っている可能性があります。
効率よく偏差値を上げる3つの方法をあとで解説するので、参考にしてみてください。
入試範囲の勉強が終わらない
焦る理由の2つ目は、入試範囲の勉強が終わらないことです。というのも、早いうちにその分野の勉強を終わらせないと全体像がつかめずに、今後の予定を立てることが難しいからです。
どの分野に時間がかかって、どの分野はスルーしていいのか知っておかないと計画的に勉強をするのは不可能です。特に公立高校は進度が遅く、高3の12月に理科の履修が終わるなんてよくある話なので要注意。
授業を聞かずに全て内職をして自習しろとは言いませんが、少なくとも現役生は前のめりで入試範囲を一通り終わらせる必要があります。
入試範囲を早めに終わらせて、焦りからくる不安に押しつぶされないようにしましょう。
今後のスケジュールが読めない
そして3つ目が、今後のスケジュールが読めないことです。というのも、予定が組めないとこれから何を勉強すればいいのかわからずに、漠然とした不安を感じるからです。
というふうに予定が決まれば、あとはそれに取り組めばいいだけですが、そもそも予定がない人は行動にうつしません。
なので、できるだけ早く入試範囲の勉強を終わらせて、どこに苦手があってどう時間を使うのかを意識してスケジュールを組んでいきましょう。
受験に間に合わないと感じる人が取るべき行動
そもそも間に合わないと焦ったところで現状は何も変わりません。漠然とした悩みだから余計に不安になるので、ここは一旦、取れる選択肢を整理しましょう。
現実から目を背け続けると痛い目にあうので、グダグダ言わずに、きちんとここで向き合ってください。どんなことがあろうと行き着く先は
①第一志望を受けて合格or不合格
②志望校を変えて合格or不合格
これ以外考えられません。今のまま第一志望を受けるのか。それとも、難易度を下げて志望校を変える、もしくは科目数の少ない私立に変えるのか。
残された時間を踏まえた上で、自分はどの選択肢を取るのか一度考えてみましょう。
そんな人向けに、効率よく偏差値を上げる3つの方法を次に解説していきます。
効率よく偏差値を上げる3つの方法
時間もあまりないと思うので、効率が大事になってきます。時間がなくて焦っている人ほど確実にこの方法に取り組んでください。その3つの方法とは、
①まずは自分の実力を分析
②残された時間を計算・配分
③スケジュール通りに勉強する
それではひとつずつ見ていきます。
まずは自分の実力を分析
絶対に大事なのがこの“分析”というステップです。というのも、現状を把握しないと目的までの差を認識できずに、それを埋めることができないからです。
第一志望合格までにあと科目ごとに何点必要なのかがわからないまま勉強するのは、あまりに危険すぎます。
もちろん、分析のしすぎで時間を取られて勉強できないのは本末転倒ですが、一番はじめの現状分析は確実に行うようにして下さい。
残された時間を計算・配分
そうやって現状を分析したら、次に残された時間を計算して科目ごとにどれくらいの時間を使えるかスケジュールを立てましょう。というのも、残り時間を考えないと、入試までにカバーできない分野が出てきてしまうからです。
英語ばかり勉強していて、入試直前に数学をやらないといけないと気がついても時すでに遅し。数学が足を引っ張って受験で失敗した、なんて話よく聞きます。
なので、今自分にはどれだけの時間が残されているのか、どの科目に時間を割くべきなのかを一度考えましょう。時間の計算はそこまで厳密でなくても構いません。
例えば、平日は3時間・休日は8時間勉強できる場合、だいたい1ヶ月で120時間は勉強時間を確保できますね。
仮に、残り3ヶ月の場合、自由に勉強できるのは多く見積もっても400時間ほどです。入試科目が7科目の場合、1科目にかけれる時間は平均60時間ほどです。
ではその時間でどの分野をどれくらい勉強するのか?こうやって考えると今後何をすればいいのか明確になり、焦りを抑えることができます。
もちろん、通う高校や目指す大学によって条件は変わるので、自分の場合どうなるかを一度考えてみてください。
スケジュール通りに勉強する
そうやってスケジュールを決めたら、それを淡々とこなしましょう。というのも、合否を分けるのが“継続力”だからです。
多くの受験生は上記で紹介したスケジュールすら作れないので、モチベーションに左右されて勉強をしない時間が生まれます。
逆転合格をするには、その時間すらなくして、自分よりも上にいるライバルよりも勉強をして勝つ必要があります。だからこそ、まずはスケジュールを立てて、あとはそれをやる気にかかわらずコツコツ取り組んでください。
本当に合否を分けるのはその“継続力”です。継続力を鍛えたい人は、これらの記事を参考にしてみてください。
【勉強のやる気が出る】正しい休憩時間の過ごし方【メリハリつきます】
【勉強に集中できない受験生】はこのマル秘テクで一瞬解決!【劇的に変わります】
受験に間に合わないと感じる受験生へ
これから入試に挑む受験生に知っておいてほしいのは、完璧な受験生はこの世にいないということです。
入試当日、会場に行ってライバルを見ると、みんな自分より賢そうに見えます。でも、どの受験生も知識に穴があって、どの受験生もケアレスミスをして、どの受験生も緊張をします。年齢もあまり変わらないし、受験勉強をしてきた年数もさほど変わりません。
だから、周りが凄そうに見えても、みんな不完全なわけです。なので、必要以上にビクビクせずに、自信を持って挑んでください。
受験の合否の半分は、当日のメンタルが左右するので、そうやって自信を持つだけで人生変わりますよ。
受験に間に合わない人へ
いかがでしたか?そもそも受験に間に合わないと感じるパターンとしては、
①模試の判定が上がらない
②入試範囲の勉強が終わらない
③今後のスケジュールが読めない
が考えられます。そして、効率的に偏差値を上げる方法としては、
①まずは分析
②残された時間を計算・配分
③スケジュール通りに勉強する
これらに取り組んで、本番に自信を持って挑めばきっといい結果が付いてきます。それでは。