20代の教養

【これだけでOK!】キリスト教ってどんな宗教?を超わかりやすく解説【3分で理解】

 

大学生
大学生
世界にはたくさん宗教があるけど、中でもキリスト教ってどんな宗教なの?プロテスタントとカトリックの違いは?これから社会人になるにあたって、最低限知っておくべきキリスト教について教えて欲しい!

この記事はそんな悩みにお答えします。

クリスマスやイースターなど日本でも馴染みの深いキリスト教。しかし、キリスト教にどんな歴史があるのか、カトリックやプロテスタントの違いは?など疑問に思うことも多いはず。

そこで今回は、キリスト教の歴史や特徴などを3分で解説していきます。最低限の知識を身につけて、社会人として恥ずかしい思いをしないようにしましょう!

 

そもそもなぜ宗教を知る必要があるのか

具体的な話の前に、そもそもなぜ世界の宗教についての知識を深める必要があるのか説明します。理由はズバリ、宗教がグローバルで活躍する教養の土台だからです。

国によって歴史や文化、価値観が異なりますが、その根本にあるのが宗教であり、時には政治にも大きな影響を与えます。

例えば、アメリカ大統領選では支持を得たい有権者の宗教によって政策は変わってきますし、それによって世界経済も動いていきます。

また、全知全能の神が人を作ったという知識を当たり前と感じるキリスト教信者は、鉄腕アトムやペッパーのような人型ロボットに嫌悪感を示す人もいます。そう言われてみれば、アメリカの映画でロボットが出てきてもサイボーグ感であふれていますよね。

アメリカのロボット

それくらいナイーブな宗教の知識を知らないと将来海外で恥ずかしい目に遭ってしまうので、最低限の知識を身につけておきましょう。

ヨーロッパに旅行した時も、神道や仏教について聞かれる場面が多いです。そんな時に知らないだと会話が進まずもったいないです。

 

キリスト教の概要

では実際に、キリスト教について以下の3つの観点から紹介します。

①キリスト教の歴史

②キリスト教の決まりごと

③キリスト教の聖地

それではひとつずつ見ていきます。

 

キリスト教の歴史

そもそもキリスト教もユダヤ教もイスラム教も、元を辿れば起源は同じです。

神が天地創造する

→アダムとイブが創造される

→善悪の知識のみを食べてエデンの園から追放される

→子供のカインとアベルが生まれる

→カインがアベルを殺害

→人類で堕落してきた人が増える

→神はノア以外の人間を洪水で滅ぼそうとする(ノアの箱舟)

これはユダヤ教・イスラム教にも通ずる部分があるので覚えておきましょう。

さて、本題ですが、キリスト教はユダヤ教をルーツとして、イエスが作り出したと言われています。ユダヤ教の経典「ヘブライ聖書」にはメシア(救世主)がいつか現れるという文があるのですが、その救世主こそイエスだ、というのがキリスト教の教えなのです。

そもそもイエスは約2000年前、聖母マリアと神様の子として、現在のパレスチナのベツレヘムで生まれたとされています。以前解説したように、当時のパレスチナやイスラエルではユダヤ教が一般的だったので、ユダヤ教の環境下で生活をしていました。

しかし、イエスは神の子なので非常に聡明なのはもちろんのこと、病気を治したり死者を蘇らせたりと奇跡的な力を持っていました。

そんなイエスが隣人愛を重視した教えを説いていく中で、支持者はどんどん増えていき、「聖書で書かれていた救世主はイエスなのでは?」と考える人もしばしば。

それを快く思わなかったのがユダヤ教指導者層です。

これまで宗教の力を使って民衆を管理していたのに、イエス=救世主と捉えて民衆蜂起なんか起こされたら困りますからね。

こうした状況の中、自らの逮捕・処刑を予知していたイエスは、エルサレムにて弟子と共に食事をとります(かの有名な最後の晩餐)。

そしてユダヤ教徒に十字架に磔られ処刑されたのですが、やはり神の子なのでその3日後には蘇ります。その後40日間弟子と生活をして、再び天国へと登っていきました。これが有名なイエスの復活です。

そんな人間離れしたイエスの半端なさを世間に知らせよう!と弟子が布教したのがキリスト教の始まりです。その時のキーパーソンが2人。ひとりはペトロで、もう一人がパウロです。

ペトロはイエスを裏切った張本人ですが、イエスの死後すぐに悔い改め、キリスト教を熱心に布教しました。もう一人のパウロは、イエスの教えを当時の国際語であるギリシャ語(今の時代でいうと英語)で布教していきました。

こうした頑張りもあって、イエス処刑に関係していたローマ帝国も処刑から300年後にキリスト教を国の宗教と認めたのです。その後、ローマ帝国の侵略が進めば進むほど、キリスト教もヨーロッパ大陸で普及していきました。

そんな中、ローマ帝国が東西で分離します。それによってキリスト教も2つに分かれたのですが、その時にできたのが東の東方正教と西のカトリックです。

さらに時代が進み16世紀になるとキリスト教に大きな動きが起こります。かの有名なルターの宗教改革です。

ルター
ルター
これまでずっと聖書を解釈するのは教皇と聖職者の仕事で、文字の読めない一般人はそれを鵜呑みにするしかない。それは本当に信仰なのか?

そう思ったルターは当時絶対的な権力を持っていたローマ教皇に反発をして、プロテスタント(抗議する者)という宗派を確立させました。

具体的には、聖職者の言うことよりも自分が神と向き合って主体的に行動することが大事だと主張し、これは現代社会の個人主義のスタートといっても過言ではありません。

ここまで同じキリスト教といっても、東方正教・カトリック・プロテスタントの3つが登場しました。その違いなどはこちらの記事でまとめたので、参考にしてみてください。

 

キリスト教の聖典

キリスト教では一般的に、新約聖書と呼ばれる本を聖書としています。

というのも、ユダヤ教におけるタナハ(旧約聖書)だけでなく、福音書や歴史書などもひっくるめて聖典としたからです。

 

キリスト教の聖地

キリスト教の聖地はいろいろありますが、中でも有名なのがエルサレムにある聖墳墓教会です。

ここでイエスはユダヤ人によって磔にされて処刑されたと言われています。信者はイエスの亡骸が横たわった場所にある石にキスをして祈りを捧げます。

カトリック教徒はバチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂が総本山となっています。

ちなみに豆知識ですが、先ほど出てきたペトロ(イエスの教えを普及した人)は初代ローマ教皇となり、ペトロの亡くなった場所にサン・ピエトロ大聖堂が建設されました。

ペトロは英語ではピーターとなるので、キリスト教徒にはピーターという名前が多いのも、ペトロに対する敬愛の念があるからと言えます。

 

キリスト教の特徴

キリスト教の特徴は以下の3つです。

①信者数が世界一

②隣人愛を重視する

③三位一体という考え方

それではひとつずつ見ていきます。

 

信者数が世界一

2020年現在、キリスト教信者は世界で22億人いると言われており、2位のイスラム教を大きく引き離しています。

というのも、キリスト教では「神を信じ、祈れば誰でも救われる」という教えがあり、一般人にも広く受け入れられたからです。

キリスト教よりも歴史の古いユダヤ教は選民思想が激しく、「神に選ばれたユダヤ民族のみ神から救われる」と考えていたので大衆的に広まることはなく、最も古い歴史を持つのに信者数は世界でわずか1500万人です。

しかし、この記事で解説したように、今後イスラム教が世界No.1の信者数となると予想されています。

 

隣人愛を重視する

キリスト教では「神が人を愛しているように、人同士も愛すべき」という隣人愛という考え方が大切にされています。

隣人愛でよく出る例が、善きサマリア人の話です。

絵本にもなってます

ざっくり解説すると、当時ユダヤ人と敵対していたサマリア人が、戦で瀕死となったユダヤ人を宿まで連れて手当をしたというものです。

イエスはこのサマリア人のように敵でも愛しなさいと説いたのです。こういった背景から、キリスト教は愛の宗教とも呼ばれています。

 

三位一体という考え方

キリスト教では三位一体という考え方が存在します。この世を作った神もイエスも精霊も、すべて神として考えるというものです。

キリスト教はあくまで一神教なので神としての対象はひとつしかないはずですが、ここの解釈はややこしいのでざっくり解説します。

三位一体

もともとイエスを信仰していたキリスト教ですが、それと同時にイエスが信仰していた創造神も崇めることとなりました。

ただ、キリスト教は偶像崇拝を禁止するユダヤ教が根本にあるので、預言者であるイエスを拝むと問題なのでは?と考えた人が精霊という概念を作り出しました。

この精霊は創造神とイエスの隙間を埋める潤滑油のようなものだとイメージすればいいと思います。

より分かりやすい例を出すと、ゲーム機・ゲームソフト・コントローラーが揃って初めてゲームが出来る感じです。どの部品が秀でているかは決められず、そのどれもが大事だ、そんなイメージです。

 

日本に馴染んだキリスト教の文化

キリスト教はザビエルが日本に伝えたことをきっかけとして、広く日本に普及していきました。

例えばキリストの誕生日であるクリスマス復活を祝うイースターがあげられます。

他にも、イエスの誕生の翌年を西暦元年とした表記も世界で広く使われています。

 

まとめ

いかがでしたか?

あなた
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他にもイスラム教とかヒンズー教とかあるし、全部を一気に解説してほしい!

そんな人向けに全てを網羅した記事を書きました。参考にしてみてください。

もっと詳しく知りたい人は、この本がオススメ。世界5大宗教をサクッと理解できる名書です。

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